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不動ガ嶽城 ランキング!

不動ガ嶽城 戦争と伝書鳩 1870‐1945

戦争で伝書鳩が使われていたなんて、私はこの本を読むまで知らなかった。まして、湾岸戦争でも、いざというときのために伝書鳩が用意されていたり、しかも1970年当時の日本の自衛隊でも、まだ伝書鳩が飼育されていたとは、かなり驚きだ。そんな最近まで、これほどITが進んでも、伝書鳩が情報戦用手段として重宝されていたとは。実際に伝書鳩が活躍した話以外にも、勲章を授けられた鳩がいたり、その勲章の写真にまつわる興味深い話も書かれている。剥製にされて天皇に献上された伝書鳩なのだが、当時の子供たちの教科書にも載せられていて、子供たちの思想教育にも一役買ったのだという。その教科書に載せられた剥製の鳩の写真が、黒いシルエット写真であったりして、ちょっと変なのだ。その謎解き部分は、なにやら推理小説を読んでいるような気にさせられた。思想教育、情報戦、そこに絡む壮大な計画………。伝書鳩にまつわる、「ええー!」と思う話が、普仏戦争から第二次世界大戦まで、多岐にわたり扱っている。堅苦しくなくって、おもしろく読めるのがいい。でも、いつまで経っても読み終わらなくて困った。いったい、何枚の原稿がこの本には収められているのか。そんなタイトル通りの大作。 戦争と伝書鳩 1870‐1945 関連情報

不動ガ嶽城 伝書鳩―もうひとつのIT (文春新書)

確かダウンタウンの番組かなんかで「今時伝書鳩」みたいに笑いを誘っていたことがあったように記憶しています。そのくらい現代では、ハトさんで通信するなんてあり得ないことのように思われています。ぼくもそう思っているうちの一人でした。でもこの本を読んで、ハトに土下座して謝らなきゃいけない気持ちになりました。すごい生き物なんです。ハトさんは。モネとピカソを見分けたりね。伝書鳩が見直される時代も良いですよね。 伝書鳩―もうひとつのIT (文春新書) 関連情報

不動ガ嶽城 007/カジノ・ロワイヤル

中古のLP盤の入手は演奏メンバの豪華さから言っても、厳しいため、音のサンプラーとして購入しました。なかなか楽しめました。しかし、音の躍動感は、CDの制約でもう一息。最近購入したSA15S2で聞いてもつらいです。 007/カジノ・ロワイヤル 関連情報

不動ガ嶽城 三億円事件と伝書鳩 1968~69

60年代後半という時代をこんな風に掘り下げた本はこれまでなかったと思う。「伝書鳩」をめぐるさまざまな出来事を軸に据えて時代を読み解く試みに驚きを感じた。「三億円事件と伝書鳩1968−69」というタイトルは、読み終えて納得である。一見なんら関連のないものを結びつける、「時代の調子」というものが伝わってきたことが一番の収穫。あたかも幕末のように、若者が世間をどうにでもできる気分でいたあの時代への興味がますま強まった。折しも、中野ぽれぽれでは「日本心中」という左翼的気分丸出しの映画が公開されているが、金芝河は農業に従事し、重信房子の娘さんは国際ジャーナリストという堅気の仕事を目指す現代において、2度と同じ熱い風は吹かないだろう。 三億円事件と伝書鳩 1968~69 関連情報

不動ガ嶽城 「007/カジノ・ロワイヤル」オリジナル・サウンドトラック

 ダニエル・クレイグのボンド役第2弾作品が日本では年明けの新春映画として公開されるという情報はとても嬉しい。カジノ・ロワイヤルを観てから、50年以上も前の邦訳本も読むなどすっかりファンになった。決定的に惹かれる要因が何であるのかは今もよく分からない。本サウンドトッラクをじっくり聴きながら、それを考えてみたいところである(全部で長短25曲が収録されているが、作品のどのシーンに対応しているのかすぐには分からないのが情けない)。 次回の映画は前作品の「一時間後」から始まるという設定のようだ。たしかに愛する女性(ヴェスパー)を失ったボンドがある種の復讐を起こすような「次」への予感を十分に残すエンディングであった。ダニエルがボンド役を演じていたことが私にとっては大きなインパクトがあったのではないか。DVDへのレビューでも書いたことかもしれないが、彼は愛する女性のために、英国情報諜報員という現在の仕事への辞意を上司であるMに伝えている。007に昇格したばかりのボンドにとって、それは非常に重大な決断であったに違いない。そんな人間らしい魅力を彼に見出すのは私だけではあるまい。 ダニエルのボンド役はしばしば、「飾らないボンド=Natural Bond」と呼ばれるようだが、私も彼の演技には自然と惹かれた。本当に新作が待ち遠しい。多くのレビュアーが書いているように、本サウンドトラックには、クリス・コーネルの主題歌YOU KNOW MY NAMEは収録されていない。私は彼のアルバム集も同時に購入したが、やはりあの強烈な印象を放つ主題歌をじかに聞けないのは寂しい。トランプを駆使した劇的な映画シーンとともに、迫力に満ちたコーネルの声が奏でる主題歌は何度聞いても力強く、ボンドの生き様を見事に歌い上げている。月並みな表現で申し訳ないが、文句なしにかっこいい。アルバム+DVD+文庫の3点セットの購入を推奨したい。 「007/カジノ・ロワイヤル」オリジナル・サウンドトラック 関連情報


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