きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)
はじめは、ただの兄と妹の禁断ものかと思っていたのですが…
いやはや、見事に期待通りに期待を裏切ってくれました。
後味が、悪いと感じた方もいらっしゃるようですが、
それでいて、ちゃんと救いもありました。
私は、けっして、後味が悪いだけの作品だとは思いません。
謎解き自身は、それほど難しくないようにも思えるのですが、
そう思っていたら、大きな落とし穴にはまること請け合い。
「そうくるか。そうだよね、西尾維新てこうだよね」みたいな。
西尾維新らしい登場人物。文章。世界観。
ワールド、まさに全開です。
この作品を読み終わった後、題名の本当の意味を理解できるはず。
パンティ&ストッキング with Garterbelt (角川コミックス・エース 334-1)
TAGRO氏はこの手の手法で作品を出しており画力もあるので安心して購入しました
思ったとおり内容も原作アニメを見ていても違和感を感じない出来で買ってよかったなという感じです
強いてなにか言うなら若干薄いかも
変ゼミ 1(Blu-ray)
紳士の方・愛好家の方にはおすすめの作品です。
アニメーション制作はXEBEC。
15分アニメは適当な出来栄えの作品が多いのですが、
この作品は非常に丁寧なつくりです。
アニメ作品として非常に好感度の高いです。
変ゼミ 2(Blu-ray)
OVAや1巻はエログロナンセンス直球みたいな話が多かったのですが、2巻になるとエロス・道徳/倫理からの逸脱という考察対象をもっと形而上学的に追究していっちゃいます。
即物的な応答・リアクションを求めるユーザーには少し難解かもしれませんが、もっと内面的なものから浸食されていき精神的にスポイルされていく愉しみというのは「変ゼミ」が他の作品を一線を画す部分ですよね。
ヤンキー娘の加藤あんなちゃんが、それはもう可愛いのですが、彼女の意外な一面というのは見てのお楽しみ。
ドロドロ濃厚なエピソードを4本連続して視聴したあとは、ダメな大人になってしまったなーと思いますよ。