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有線をきっかけにヒットしたシングル2曲を含むdoaの3枚目のアルバム。ターゲットの年齢層をやや高めにしたのか、前作までと比べるとかなり大人しくなってしまった印象。それでも今作は良曲揃いの、個人的には大好きなアルバムである。
バラードの比重が大きい(#01,#02,#03,#06,#07,#12)のだが、昭和歌謡のような佇まいの#06など、それぞれが個性を放っている。
バラード以外でも、密かにファン人気の高い#04やファンキーな#05、今作で吉本氏が唯一作詞した#10など、佳曲揃いだ。
対象年齢層の変化のためか、詞の内容も自省的なものが増えたのが特徴的。良く言えば個性的なのだが、悪く言えば少々オッサン臭いか。
お薦めは#02,#05,#07,#08,#10。