学校でイこう! (MUJIN COMICS)
タイトルどおり、出てくるキャラクターは男も女も学生中心。
清純美少女、真面目メガネ娘、ツンデレお嬢様、とっても小柄な娘と・・・
バリエーションは豊富で、胸の大きさや陰毛の生え具合にもキャラ毎の個性があります。
しかし、エッチに突入すると、ほとんどパターンは一緒。
最初はちょっと引き気味ながら、いざ触れ合い出すと、どんどん積極的に
そして貪欲に相手を求めていき、初体験でも感じまくる、といった具合。
当初は☆3つ位の印象でしたが、最後のほうに登場する
「野球部のユニフォームを、ムチムチに着こなすメガネ娘」がなかなかで、
もう一捻り欲しいっていうのは確かですが、最終的には☆4つとなりました。
黄色い零戦―イエロー・ファイター (新潮コミック)
作者の小沢さとる氏が、かなり入れ込んで描いた書き下ろしのコミック
なので読んでいてへぇーと思う箇所が多いです。まさに上質のトリビア
ですね。黄色い零戦の黄色とは日本人を小馬鹿にした表現の黄色い猿の
黄色です。日本人に優れた戦闘機など作れないと言う思い込みを見事に
払拭した当時の零戦開発者、掘越二郎の零戦開発の苦労を当時の状況と
かぶらせながら読ませてくれます。零戦にまつわる色々な話も含まれて
いるので零戦と言う飛行機を知るだけでなく日本人の開発魂と言うもの
を強く感じさせてくれる秀作です。零戦の戦闘シーンはほとんどありませんが零戦を通して日本を振り返る事のできる作品です。
青の6号 Vol.4「MINASOKO」 [DVD]
映像特典のインタビューを見て思ったが、ほとんどがCGアニメなどの映像表現に関するもので、脚本やキャラクタに関する言及がほとんどなかった。また前田監督が『セルアニメは外注に出している……』というようなことをちらっと発言していたように思う。
1巻から4巻まで通してみた感想は、起承転結に乏しいストーリーで、CGアニメーションを多用した映像はそれなりにすばらしいもので、目を惹くものだったが、ドラマ本来の視聴者が手に汗握るようなスリルや興奮があまり感じられなかった。『リアルで無理のないストーリー』といわれれば、その通りなのだが、あまり面白くなかった。
青の6号 Vol.1「BLUES」 [VHS]
ストーリーは面白い。キャラもいい。アニメーションパートのクオリティも高い。しかし・・・「売り物」の3DCGのパートがちゃちすぎる!
確かに当時の技術ではこれが限界なのかも知れないが、アニメーションで出来る演出を、あえて粗末な3DCGで表現する必要がどこにあるのだろうか?
それと、セリフが聞き取りづらい! ぼそぼそ喋るゾーンダイクが何を云っているのかさっぱり分からない! TVのボリュームを最大に上げてもですよ? 何だか独りよがりな演出がちょっと鼻につく作品でした。
サブマリン707R/MISSION:02 [DVD]
長所:
1小澤さとるの世界がにじみ出ている。:原作を読んだ人なら必ず「おおお!」と思わせるだけの雰囲気をしっかり継承しており、全く原作を知らない人でも触れられる配慮が1,2巻を通じてなされており、丁寧なつくりである。
23DCGのみに依存しない作画。:3DCGを全面否定するつもりは毛頭無いが、絵コンテにある「人の手が介在したタッチの優しさ」と3DCGの「機械的シャープさ」をうまく融合させている。
短所:
1速水、レッドの家族構成って・・・。:そもそも家族自体があまりストーリーに関わっていない。次巻で関わってくるというのならまだ分かるが、これで完結の様であるのなら少々尻切れトンボという感じがする。
2ストーリーに謎が残りすぎ。:要望に近くなってしまうが、ぜひ次回作を作ってこの続きを描いてもらいたい。さもないと結局レッドは何をしたかったのか良く分からない上、ストーリーが中途半端で終わっていて歯がゆい。まあそれが最近の作風の傾向ともいえるが。
総評:
全体的に非常に良い作品。707を原作で読んだ人も、読んだことの無い人も楽しめる。ストーリー自体が複雑に錯綜しているわけでもなく、子供向けのように単調なわけでもない、ほどよい中間をうまく突いた作品に仕上げている。敢えて言うならやはり「次回作を作ってくれ!」の一言に尽きるだろう。日頃アニメに触れる機会の無い方々にもぜひオススメの逸品である。