ドラマCD テイルズ・オブ・シンフォニア 第1巻
前作までのドラマCDは、ゲームの内容をそのままドラマCDにしたという感じでした。
しかし、このドラマCDはキャラクターの過去からを中心に書かれています。
今回はジャケットにあるように"リーガル"と"しいな"について書かれています。
これはこれで、なかなか面白いのですが、前作と同じようなドラマCDを期待していたので、星5つではなく、星4つという評価をしました。
山賊のむすめローニャ (岩波少年文庫)
中世風の雰囲気で、幻想的に描かれていますが、少女の自立、親子の葛藤など、今日的で普遍的なテーマが描かれた作品です。
主人公ローニャが、親友(というより恋人?)ビルクと、家族への愛情の狭間で揺れ動く心情など、作者自身の体験や思いが強く伝わってきて、胸を打ちます。
ローニャは作者自身なのでしょう。
北欧の厳しい自然の美しさとあいまって、深い余韻を残す作品です。
物語の体操―みるみる小説が書ける6つのレッスン
この本の目的のひとつは、誰にでも小説を書けるようにすること。プロットがまずかけることが必要だが、構造を理解し、それに則って書くことを薦めている。「ぼくたちの想像力なんてたかがしれています」と、想像力を刺激するランダムの仕掛けを使うやり方が書かれている。また、筋トレに相当するものをしっかりするよう随所で促している。枠を与えることでむしろ作品ができるように配慮されているようにも感じる。
もうひとつは、芸術論としての側面で、小説が誰にでもかけても、それでもその作家にしかかけないものへの憧憬と疑問が述べられている。小説家の層を厚くすることで、文学自体の底上げをしたいとすら考えているように思え、この本がその実験そのものであろう。面白く、刺激的なことである。
上記のように、すばらしい本であると考えるが星をひとつ減らしたのは、やはり王様には王様の格好をしてもらいたいとの願いがあってのこと。内容はすばらしいが、文章は書きっぱなしで、するべき手当てがなされていないように思う。これからの仕事になっているのだろうか・・・
KOEI BEST SELLECTION 王都妖奇譚~化石の海~
陰陽師・安倍晴明の漫画「王都妖奇譚」のドラマCDです。
原作の雰囲気がよく出ていて、とてもGOODです。
今では敵対してしまった晴明と、その兄弟子・影連の昔の話です。
これが分かれば、本編も2倍楽しめますよ♪
原作を読んだ方も、初めての方も、ぜひどうぞ!