日本神話事典
本文の神名人名の読みは、カタカナと平仮名を併記しているので、古語の表記に不慣れな初心者でも、取り付きやすく、引くのに便利な事典。
さらに神話学の基礎知識や基本用語が、例話を豊富に引用してわかり易く解説。
別途、概説を設けて研究者の各論も付されており、通読すればとりあえず日本神話研究の輪郭は見えてきそうな1冊です。
本書を読んで関心を深められた方、さらに詳細、精緻さを求められる方は古事記注釈(西郷信綱著)なども読まれることをお奨めします。
ローズ [DVD]
満たされぬ欲求に翻弄されたロックの女王ジャニス・ジョプリン。
みんながあんな風に生きたいと羨望した時代が、確かにありましたね。
いつぞや、パーラメントというタバコのCMソングでローズのテーマ
を聞いた時、あっ、俺も歳喰ったなあ・・・って悲しくなりました。
バブル経済が崩壊して、日本中に大不況の足音が鳴り響いていた頃です。
平凡に地道に暮らす。そんな当たり前を諭すが如き鎮魂歌でした。
グッバイ・ママ [DVD]
初めてこの映画を見たのは、もう10年前。
その時感動しても、長い年月が過ぎ見てみると、「あれ?こんな映画だったっけ?もっと感動した覚えが・・・」という気持ちになる映画も沢山ある中、やはり良かったあぁ。
まず、その時には知らなかった子役の子が、今でも活躍中の山崎裕太君。かわい~。
あったかい気持ちで見られ、爽やかな涙を流せるこの映画、大好きな映画の一つだ。
「その後」をまた映画にしてくれないかな~。
いのちの授業
この本に刻まれている言葉が
私の心の奥の奥にずいずいと
しみ込んでくるのが分かりました。
しみ込んできたあたたかい気持ちが
涙となってあふれたとき
しまい込んでいた想いが
沢山沢山流れて
もういいんだよ
よく頑張ったね
そう言ってもらっているような気になりました。
帝王切開という自身のお産方法に少なからず
消化できない思いをもっていましたが
この本が、寺田恵子さんの思いが、言葉のひとつひとつが、
やさしくあたたかく包み込んでくれました。
感謝。
この本を友人や大切な家族がお産したときに
プレゼントしようと思います。
もらった友人は
時間をかけてじっくりじっくり
自分のものにしていくでしょう。
そういう親に育てられた子どもたちも
きっと命の素晴らしさを実感してくれると信じています。
ぜひ
ぜひとも
読んでみてください。
最後の詩、
これは何度読んでもたまらない。
すごく、すごくいいですよ。
男と女2
前作同様、個性あふれる歌姫たちの登場です。元歌を超えるのには、男と女の組み合わせによる化学変化が必要です。珍しいデュエットでなければ醸し出せない情感や掛け合いの雰囲気はこの企画のコンセプトの根幹を占めています。ほとんどの曲の名歌唱が耳に残っているわけですが、デュオによって、ただのカヴァー・アルバムではありません、という差別化がしっかりと図られていました。
清水信之、佐藤準、大坪稔明、鳥山雄司という名アレンジャーによって曲の変化が楽しめます。森高千里、中村あゆみ、大橋純子、広瀬香美という時代を創りだしてきた歌姫たちと稲垣潤一との絡みもハモリも違う色合いだからこそ、これだけ多様な雰囲気が出せるのでしょう。
稲垣潤一は歌姫の魅力がでるように上手くひき立てながらメロディとハモの歌唱や音量を調節しています。稲垣と歌姫とのバランスが絶妙で、個性をいかすキーへの転調もアレンジが上手くいっていますので違和感がなく、変化が生まれます。
寺田恵子との「世界中の誰よりきっと」はこの曲のもつPOPさにしっとり感が加わったようです。大人の歌唱ですし、ハーモニーの美しさが際立ちました。
岡本真夜との「真夏の夜の夢」も異色です。ユーミンの原曲の色彩感を残しながら、軽やかさが増しています。
小林明子との「けんかをやめて」では、ハーモニーもさることながらユニゾンの美しさに惹かれました。
藤田恵美の新しい魅力が伝わった「YES-NO」のPOPさはアレンジの勝利でしょう。
遊佐未森の「フレンズ」はとても良かったですね。遊佐の透明な声質がNOKKOのイメージを上手く消し去りました。
尾崎亜美との「恋におちて」は、1980年前後の2人の活躍を知る者には嬉しいプレゼントでした。組み合わせの妙だと言えるでしょう。