戦国魔神ゴーショーグン〈番外篇 2〉美しき黄昏のパバーヌ (アニメージュ文庫)
この小説の名称がどのようにして決まったのかは、以下の文を参照してください。
「今どんなものを作っているんですか?」と、彼女たちから当然訊かれる。
「クライマックスにラヴェルのボレロをぶっとおしに流す宇宙戦争アニメ」……『銀河英雄伝説』のアニメのことである。
「ボレロですか……わたし、パバーヌが好きです」と、自治医大のゴクミが目を輝かして言ったので、パバーヌ、なんじゃそりゃ……と思ったが、口には出さずにCDで聞けば、えらく聞きなれたラヴェルの曲「亡き王女のパバーヌ」だったので、
「いつか、その曲をモチーフにしたものを書くよ。君へのプレゼントだと思ってくれていい」
歯の浮くようなことを、とみなさんあきれるだろうが、昔の僕はそういう台詞が自然に出てくるのである。
それが数年後『戦国魔神ゴーショーグン』番外編「美しき黄昏のパバーヌ」という小説になり、後書きにちょっとだけその看護婦さんのことを書いてある。
当時は、後藤久美子というアイドル全盛期だったようです。
そのため、首藤さんが入院していた病院。
(僻地医療の最先端『自治医科大学病院』)
この看護婦さんが自治医大のゴクミと言われていました。
ウルトラアニメユーロビートシリーズ メカMAX
個人的には石田燿子の歌が好きなのだが、ここには男の歌い手も収録されてます。
石田燿子ファンには受けが余り宜しくないように見えるが、
やっぱりメカものは男が歌ってなんぼのものじゃないんでしょうかね。
当初聴くに当たり、ビックリするのではないでしょうかと。
EMOTION the Best 戦国魔神ゴーショーグン DVD-BOX
と、ブンドル様が絶賛されるであろう
低価格によるゴーショーグン全収録BOXです。
昨年、シリーズ構成・脚本の首藤さんが急死されましたが、
首藤さんの個性がもっとも発揮された作品であり、
また、アニメスタイルでの連載コラムにおいても、
アフレコが終わった後、必ず声優たちと飲み明かして、
その人の性格や個性を見抜き、登場人物にもそのまま
反映させていくという、演劇の演出家のような
素晴らしい個性の活かし方である、首藤さんらしい愛情でした。
そして首藤さんは、本当に小山茉美という「女優」を
心から愛していたんだなぁ・・・と
とても伝わってくる、劇場版です。
オトナアニメCOLLECTION いまだから語れる80年代アニメ秘話~スーパーロボットの時代~
自分のtwitterのTL上で猛烈にリコメンドする方がいらして
気になってしまい、ついつい購入です。
80年代のアニメ業界は未曾有の原画マンバブルの時代でして
自分も夢中になってスーパー原画マン・金田伊功氏の情報を追いかけ、集めたものです。
当時のアニメ好きな男の子は金田さんに憧れ、絵を描ける人なら少なからず影響を受けていました。
そんくらい凄い原画マンだったのです。
こちらの書籍は、そんな金田さんのフォロワー(と言っては失礼?)の原画マンのみなさんが
当時のロボットアニメの内幕を暴露、…じゃなくて振り返る対談集となっています。
大張正巳さんをはじめ、ロボットアニメの原画を書かせたら日本一といっても過言ではない
メンバーがそろい踏みして、昔話に花を咲かせているわけですが
それを読んでるこちらも、やはり当時のことを思い出し、センチメンタルな気持ちになりました。
個人的には当時大好きだった、亀垣さん×本橋さんの対談がよかったです。
鉄人やゴッドマーズのファンにはぜひ読んでいただきたい。
また、各対談につき、描きおろしの原画が挿入されるのですが
それがまたいいんだな…。
お若い方は読んでどう思われるかわかりませんが、古いアニオタのおじさんにとっては
郷愁そそられる素敵な一冊です。
大昔、アニメをビデオ録画する際に作画スタジオや原画マンによって
作品を切ったり、標準か三倍かを決めていたような、80年代当時のアニメファンにオススメしたいです。
と、言いながら★をなぜ2個も減らしたのかというと
誌面が非常に読みにくい作りになっていると感じたからです。
取材対象の言葉をそのまま伝えたかったという意図なのかもしれませんが
本文中に()が多すぎて閉口します。もっとうまいことやってほしかった。
注釈も多すぎてページ外に飛び出すので途中で追いかけるのをやめました。
この本を読むような読者なら間違いなく見ているはずの作品についての解説は
とくに必要ないように思いましたが、いかがでしょうか。