騙されたあなたにも責任がある 脱原発の真実
小出さんの本は、いつも強烈な自己主張が完結しているが、
この本は、やんわりと原発問題を紐解いている。
ある意味、万人が手に取ることのできる良書である。
全ての人に読んでもらうために編集した良書である。
この本をきっかけに小出裕章の本を読んでもらいたい。
やはり、早く原発は止めるべきである。この本で確信できる。
福島原発事故独立検証委員会 調査・検証報告書
読み始めるととても読ませる報告書。
まず、この報告書の著者は政府でも原子力安全委員会でも原子力安全・保安院
でもなく、「日本再建イニシアティブ」という出来たてほやほやの財団法人が
その第一project案件として作成したもので、立地地域住民を納得させる為の
「安全神話」、与野党議員への電力会社からの献金、官庁から電力会社や
原子力関連企業への天下りなどの「原子力ムラ」作りの姿を痛烈に批判して
いる。
230万人の兵士や80万人の国民を犠牲にして終結した太平洋戦争でも、敗戦後
日本政府や関係機関は一切の報告書を書いていない。3.11の大震災に係わる
原発事故について、政府関係部署からもいずれは報告書が出るかも知れないが、
相当バイアスの掛かったレポートになることが容易に想像される。
一方の本書は本文冒頭には緊迫した状況の中で吉田所長の下で働く一作業員の
身も凍るような証言もあり、ノンフィクションの物語としても相当の迫力。
400頁を越える大作だが、一読の価値がある。
著者にあたる同財団法人は印税の受け取りを辞退し、その分で今夏までに
本書の英文版を作成するなど、頭の下がる哲学を実行しようとしている。
自分と子どもを放射能から守るには(日本語版特別編集)
3月11日の東日本大震災は、事の始まりでした。東電、政府、メデイアは事実隠しにやっきとなりました。この日本は世界一放射能汚染の酷い国になりました。その事実を隠す政府、知らなかったと言う東電の無知な社員、そして一番の罪は日本人を騙してモルモットにした東電、政府です。本当に恥ずかしい国に成り下がりました。3月からインターネット(外国サイト)での情報集めは大変でした。コントロールされていたと分かったのは、随分後になりました。NHKをはじめ、民放に至るまで、全て情報隠しやYou tubeの画像カット等、随分汚い事をやっていたのです。
自分の身は自分で守らなければなりません。正しい情報は過去から学ぶ事でした。この本は分かりやすいのです。事実に基ずいていますから、信頼に値すると思います。
CD-専門用語対訳集 機械・工学17万語 英和/和英
英語論文を読む為に購入しました。今までは本になった専門用語辞書を用いていたので、CD-ROM辞書にしてから、論文を読むスピードがとても上がりました。EPWING版のジーニアスなどの一般的な英和辞書もインストールして串刺し検索を行うと、一般的な辞書に載っている意味と専門用語としての意味が両方確認できることもあり、とても使いやすいです。唯一改善して欲しい点は、英語から日本語(またはその逆)と出典(JISなど)しか掲載されていないこと。容量と価格の点から難しいのかもしれませんが、もう少し解説を載せて欲しいです。