永遠のモータウン [DVD]
邦題の永遠のモータウンというタイトルとスティービー・ワンダーをフューチャーしたジャケット。
てっきりモータウンの輝かしい歴史とヒットパレード的なドキュメンタリーだと思っていました。
原題はStanding in the shadows of Motaown。
そしてこの映画は影にかくれた名プレーヤー、ファンクブラザーズについての映画です。
私はモータウンに詳しくないですが、この映画で流れる曲、プレイされる曲はすべて知っていました。
そしてその曲のすべての演奏がファンクブラザーズによるものだということを初めて知りました。
即興のようにして作られた曲達に魂を吹き込んだ彼らの演奏。
これから家にあったモータウンサウンドを聞くときは、違った気持ちで聞くだろうと思ういます。
ただインタビューが多すぎて途中ちょっとダレてしまったので、もっと演奏シーンがあるといいのに・・と思いました。
言葉ですごいすごいというよりは、ライブシーンなどでそれを感じさせて欲しかった。
そして所々に挿入される再結成のライブは感動したけれど、当時の映像をもっとみてみたい気がしたので星を減らしました。
Love Power Peace Live At The Olympia Paris 1971(ジャケットは2種類あります)
これって録音は71年なんですが、アナログでの発売は無く、CDで出たのは92年。
つまり20年の時差があるわけですが、多分、当時発売をしなかったのはJBの意志では無いかと思います。
なぜなら同時期の正規発売されたライブ盤と聴き比べると、とにかくこのライブ盤はアグレッシブなんですね。
演奏はもちろん、鉄壁なんですが、ここまで荒々しいのは他のライブ盤では無いんじゃないでしょうか。
決して他のライブ盤がおとなしい、ということではありません。
が、おとなしいと感じさせてしまうほど、このライブ盤のテンションや勢いが
テンパっているんです(笑)特に冒頭とか。
それはやはり、当時JBが求めていたライブ像とは違っていたのでしょう。
何度も言いますが演奏は鉄壁です。
リズム隊はもちろん、私の注目はギターのカッティングなどの切れ味。
ここまで攻撃的なグルーヴに満ちたJBのライブは本当に希じゃないでしょうか。
誤解を承知で言えば、私はこの攻撃性にパンクなものすら感じます。
音は最上ではありませんが、ライブの勢いを損なう程ではありません。
グルーヴをありがとう。ご冥福をお祈りして、合掌。
言語テストの基礎知識―正しい問題作成・評価のために
いわゆる古典テスト理論が網羅的に分かる好著を、日本語に翻訳したもの。非常に分かりやすい説明が特長で、NRT/CRT の区別からテストの相関までをつながりよく解説している手際はすばらしい。最後のテストとカリキュラムの関連の説明は、Brown らしさが出ており、個人的には圧巻であると思う。教員としてテスト作成に関わる人は、一度速読する価値がありそう。ただし、翻訳の腕はいまいちで、goals と objectives の訳出は反対であろう。結局、Brown の原典を古書として入手して合点がいった。
在日ファンク
在日ファンクの初めてのアルバム。
SAKEROCKのハマケンさんが中心となって結成された在日ファンクで、ボーカルもハマケンさんが
とっています。
インストバンドのSAKEROCKのメンバーだけに、歌はどうなんだろうと半信半疑で聴いてみました
が、これがなかなかが安定感があって良い感じ。
JBからの強い影響が伺えるボーカリゼーションです。(影響と言うか丸出しですが。。)
歌詞は完全におちゃらけてます。
曲名からすると『ダンボール肉まん』が最たるものw
でも結構センシティブな事まで歌詞になっているので、受け付けない人は受け付けない可能性が
あるかと思います。
全部印象的な曲が並ぶのですが、最も印象的なのはやはりM-03 『きず』です。
ギターやホーンの使い方がJBのそれそのものですw
MVも製作されており、こちらも面白いです。
女子高生?が喧嘩したり踊りだしたりするだけなんですが、かなり印象的内容です。
JBの影響は如実に伺わせるのですが、ここまでがっつりやると逆にオリジナリティを感じます。
なにより日本にこういうタイプのバンドあんまり無いですからね。
一聴の価値はあるかと思います。