フェイス・イット・ライヴ’97
ミニアルバム「LIVE IN STOCKHOLM」以来のライブアルバム。4thアルバム「WORLDS AWAY」発表のあとだったのでそれらの曲が中心になるかと思いきや、2nd「FACE THE TRUTH」からの選曲が意外と多く、収録曲は下記の通りです。(ライナーノーツによると"Manic Distortion"など数曲カットされているが、ほぼ忠実に再現した収録内容とのこと。)
1.Face The Truth
2.Night Buzz
3.Make A Move
4.Good Man Shining
5.Wishing Well (Freeのカバー)
6.Where The Grass Is Green
7.Resurrection Time
8.Opium Trail (Thin Lizzyのカバー)
9.In Your Eyes
10.Blind
11.C.Y.R.
12.Guitar Solo
13.Heart Of Stone
14.From Outide In
15.Let Me Love You
16.Scream Of Anger
このCDを聴く限りですが、ヴォーカルのLEIF SUNDINは正直、「良い声質」とは思わないですね・・・。ちょっとしわがれ声で艶・伸びが無く、特に高音域は辛そう。またJOHN NORUMは感情を爆発させるようなエモーショナルな演奏が持ち味ですが、ここではスタジオ録音曲を超えるような高揚感は得られず、妙なクールさを感じました。
ヴォーカルの声質や音作りのせいもあるのですが、作品全体としては「粗い」印象・・・。(ライブが'97年6月、コレが発売されたのは同年9月、期間が短すぎるのでほぼ無調整・無修正でリリース? その割には緻密なライブ録音がされたと思わないですし。) 熱気と躍動感に満ちたミニアルバムの「LIVE IN STOCKHOLM」と比較するとやや落ちます。 ただ、この当時はまだEUROPE再結成の話もなかったので"Heart Of Stone"や"Scream Of Anger"を演奏してくれたのは嬉しかったです。EUROPE再結成後の現在はキブソン・レスポールを多用していますが、彼が奏でるフェンダー・ストラトの音もまた聴いてみたいものです。
フェイス・ザ・トゥルース
ジョン・ノーラム。この男を侮ってはいけない。ソロ2作目のこのアルバムでは、グレンヒューズをボーカルに迎え、骨太ブリティッシュハードロックを実践している。彼のギターの特徴はゲイリームーア、マイケルシェンカーに影響を受けた一音一音をしっかり弾いてぶっとい音を流麗につむぐタイプ。ワイルドでありながら、流れるように進む。このアルバムでは特に1。最高のリフと構成でハードロック界の隠れた名曲である。また自らボーカルをとりシン・リジィのカヴァーも披露して、歌も味があって良い。隠れた名盤で、何回聞いても飽きが来ない作品。
YOUNG GUITAR (ヤング・ギター) 2010年 07月号 [雑誌]
毎回DVD連動奏法目当てで買ってますが何と今回はタッカン登場です!まあ殆どリフですが(笑)、それだけじゃ無く何とジョン・ノーラムの連動が入ってるのです!(こっちの方が嬉しかったかも)これでこの値段なら即買いでしょ!
文句言ったら罰当たります(笑)
バッグ・オブ・ボーンズ
人それぞれ好みはあると思いますが、私はこのアルバム、大好きです。
彼らも経験を重ね、ベテランの域に到達しつつあり、当然ながら音も変わってきます。
20年以上前のキラキラ感、突き抜けるような爽快なサウンドは確かに影をひそめています。
でもあれは20代の彼らの姿です。
彼らは明らかに進化しています。停滞することなく2〜3年のスパンでアルバムを制作し続けるだけだって
すごいと思いませんか。
復帰後の4作だけを比べても、少しずつ変化しています。
このアルバムはモダンさは消えましたが、素晴らしい骨太ロックアルバムに仕上がっていると思います。
ブルージーな曲が嫌いな人には敬遠されるかもしれませんが、重厚なサウンドの中にも躍動感もあり
ライブでも盛り上がれそうな曲も多いと思います。
さらっと聴くと似たような曲調のものが多い印象を受けるかもしれませんが、聴きこむとそれぞれに個性があり、メロディーラインもしっかりしていて聴き飽きません。
個人的にはハードな3や10がめちゃくちゃカッコよくて好きです。
いつも素晴らしいアルバムを届けてくれるEUROPEをずっと応援し続けようと改めて思いました。
いつ来日の発表があるかと、首を長くして待っています。