Super Best Of Yumi Arai
荒井由美をはじめて聞いたのは30年近く前。最初は当時のベストを集めたカセット、そして「ひこうき雲」「ミスリム」「コバルトアワー」「14番目の月」とレコードを買った。
その後、ご無沙汰していたのだが、たまたま見つけたこのCDを聞くと、毎日車の中で聞いていた頃を思い出す。
このころのユーミンの作品は、奇をてらうことがなく実に聞きやすい。「あの日にかえりたい」「卒業写真」「翳りゆく部屋」が代表作だと思うが、「ベルベット・イースター」「雨のステーション」「魔法の鏡」のようなちょっとマイナーな曲もいい。
昔、ユーミンのレコードを持っていたのだけど捨てちゃったひと、松任谷由美しか知らないひとにもおすすめ。
今、この原稿をパソコンで書きながら、ステレオイヤホンで聞いている。
YUMI MATSUTOYA CONCERT TOUR 2011 Road Show [DVD]
コンサートも良かったし、DVDの出来も良かった。
ただDVdの冒頭に「3・11で亡くなった全ての方にこれを捧げます」という
字幕が入るんだけど、正直これは必要ないと思う。
なんだか逆に偽善的だし、たまたまその年に起こっただけの話だし、
じゃあ他の不慮の事故で死んだ人には追悼の意はないのかよ?と言いたくなる。
ユーミンも「みんなの春よ来い」で貢献してるんだし、このDVDにああいう文言はいらない!
Yumi Arai The Concert with Old Friends [DVD]
ユーミンが荒井由実の時代の作品をふりかえって企画されたコンサートのライヴDVD。画質は確かに今の水準に照らすと物足りないが、それでもユーミン・ファンなら持っておきたい作品だ。ミュージシャン各人の表情がとてもよく、ノスタルジーを感じさせつつも、和気藹々としたコンサートの雰囲気がとてもよい。これは目でしっかり見るのに値する。
荒井由実時代の名曲がそろった選曲、そして演奏も素晴らしい。荒井由実ベスト盤の趣があって、大好きな音楽DVDのうちの1枚だ。
ルージュの伝言 (角川文庫 (5754))
毎朝聴いている早朝の某ラジオ放送番組の当日のゲストが幻冬舎の社長の見城徹さんでした。彼が司会者から
”どなたか有名人で意外なお知り合いの方を紹介してください”と尋ねられユ−ミンと答えたのです。彼が言うにはこの本が発刊される直前になりユ−ミン自身からストップがかかったそうです。原因は内容にユ−ミンの本音や曲作りのネタばれになってしまう部分があるのでどうしてもこの本を出版したくないというものでした。金銭的な責任はユ−ミンがすべて負うから差し止めしたいという意志だったそうです。でも見城氏は時間をかけユ−ミンを説得し出版に漕ぎ着けたそうです。わたしはかれこれ30年近くユ−ミンのフアンですが迂闊にもこの本の存在すら知りませんでした。もう、その日のうちにネットで購入し、届いた日に読み終えました。まあ、約30年前に書かれたものですからユ−ミンが30才くらいでしょうか?全盛期の彼女の本音、生い立ち、曲作りへの想い・・・などなど昔の絶対にお目にかかれないと諦めていた洋楽のお宝映像をyoutubeで発見したときの喜びに似た気分です。個人的には私は荒井由実フアンで松任谷になってからは余り好きではないのですが、荒井由実時代の話が多く書かれている点がとくに貴重かと思われます。レビュ-書くのが初めてで上手く書けませんがお役に立てますでしょうか???