メイン・テーマ [DVD]
私的にはこの映画は音楽が映像にとてもいい感じに合っていると思います。大人の女性と大人になる前の女性、彼女たちと微妙な恋愛関係の若い男と中年男性・・・きれいな海と桃井かおりの歌うジャズ・・・たしかに変だな、と感じる部分もありましたが、それも含めて、私にとっては音楽と映像が印象に残る映画です。挿入歌の確か「スローバラード」という薬師丸ひろ子が歌う歌を手に入れたくて探しているのですが、なかなかみつけられません。
Some Feeling
安田南といえば1971年中津川フォーク・ジャンボリーの顛末が有名だが、そのイメージのみが先行し、
本来の「歌手・安田南」の存在が語られる機会は殆ど無かったように思う。本作はそんな彼女を知るための抜群のテキストであろう。
彼女のヴォーカルは安易に聴衆を寄せ付けない独特のオーラがあり、歌唱の手法から「下手」に聴こえてしまうが、その認識は誤りだ。
他者を寄せ付けない解釈、唱法。その座標軸は吉田美奈子や浅川マキのものに近い。何か特定のジャンルで括る事が不可能なのだ。
殊に本作は全曲オリジナル。
バックを松岡直也、村上秀一、大村憲司、小原 礼、高水健司、秋山一将らがガッチリ固め卓越した世界を創り上げている。
本作のCD化を機に「歌手・安田南」にスポットが当れば、と祈る。
英語で言うとはこういうこと (角川oneテーマ21)
「可能性はほとんど無限ですよ」という日本語は、状態を言いあらわす言葉をふたつ使って、漠然とした状態がひとつ作り出されているにすぎないという。これを英語になおすには、「可能性」という漠然たる一般化をやめ、当事者のひとりであるあなたの想像力に問題をすべてあずけてあるという、英語的な発想へもっていく必要がある。
どの例文も日常なにげなく使っているようなものばかりだが、あらためてこうして解説されてみると、日本語らしさとはいったい何なのか、また英語的な文章が何をめざしているのか、いやでも考えざるをえない。この本は「英語ではこう言う」というサンプル集ではなく、「英語で言うとはこういうこと」なんだ、と納得するための本といっていい。
日本語の能力が問われるとはどういうことか。それを知るには、片岡義男が例文の日本語を解釈するその鋭いメスさばきをみればいい。「もっとも実感的な言いかたというものが、個別にひとつひとつ存在しているのが、日本語の大きな特徴のひとつだ」。これなどカスタマ・レビューを書いている人には、思い当たることがあるのではないだろうか。当人の実感ばかりがあふれて、何ら本質的なことをいっていない文章(自戒です)にいらいらするのは、私ばかりではないと思う。
スローなブギにしてくれ [DVD]
少年時代、この映画を観て
片岡義男氏と南佳孝氏の絶妙な都会的雰囲気を感じて、
小説と音楽を聴きあさったものだ。
男女関係の複雑さを考えさせられ、
私自身の女性観が変わった映画でした。
なぜか?新宿の朝5時頃の雰囲気が私を包む映画です。
彼のオートバイ、彼女の島 [DVD]
Vシネマの帝王こと、竹内力の記念すべき芸能界デビュー作品です!
高校の時からずーっとしていると言う、トレードマークのリーゼントを下ろしてオートバイに乗って純情青年を演じてます。今とちょっと違う役柄の竹内力をぜひ見てください。