THE PUNK ROCK MOVIE (スタンダード・エディション) [DVD]
ピストルズ、クラッシュ、スリッツ、ジョニーサンダースといったパンクの重要バンドからオルターネイティブTVなどマニアックなバンドまでの演奏シーンやリハが収録されております。ボーナス映像にはジョンライドンと監督のドンレッツのインタビューも含まれており、この辺りの音が好きな人にはかなり楽しめる一本です。
そして突出しているのはジョニーロットン(当時)の歌の上手さとカリスマ性です。他のバンドと比べると雲泥の差があるんですよ、これが。やっぱり残る人は違うのかと思う反面、ジョニーサンダースの既にジャンキーで目がとんでいる姿にもなかなか惹きつけられるし、スリッツの女性バンドらしいちょっとした揉め事も微笑ましかったりします。あと、スージースーも意外に旨いのも驚きです。ま、とにかくパンクニューウェイブ好きにはお薦めです。
日経 Linux (リナックス) 2011年 06月号 [雑誌]
KNOPPIX 6.4.4日本語版(LCAT対応)の解説。
KNOPPIXはDebianなのでちょくちょく利用させていただいている。
せっかく解説があるのなら、添付のDVDもKNOPPIX関連を集めてもらえると嬉しかったかもしれない。
Juju
彼らの4thアルバム。他の作品も聴きましたが、私が彼らに求めている「ある種の要素」が最も色濃く出ているのが本作です。暗く美しい曲調、祭祀めいた雰囲気、冷たく透明感のあるサウンド、当時のポストパンク・ゴスの最良の部分がこの作品に収められています。
Siouxsie Siouxの巫女のように呪術めいたVOもさることながら、前作から参加しているJohn Mcgeochの鋭く硬質で、時には柔らかく音を紡ぐようなギターサウンドが非常に効果的です。
暗い曲調の中、跳ねるようなリズムが不気味(?)な「Arabian Knights」、捻れるようなリフが印象的な「Monitor」、闇夜の中を彷徨っているような不安感を喚起させる「Night Shift」といった曲も聴き応えがあります。
しかし特に気に入っているのが1,2,4,9です。
1「Spellbound」はアップテンポな曲調でMcgeochのクリアなトーンのギターが美しいです。後半の盛り上がりが非常にドラマティックな佳曲。かなり好きな曲です。
2「Into The Light」はどこか幻想的で、なんとも言いようの無い「静的」な高揚感のある曲です。Mcgeochの多彩な音色のギターが最も効果を発揮している曲だと思います。
4「Halloween」は本作中最もスピード感ある曲で、流れるようなリズムに乗って「trick or treat…」と歌うSiouxsieの冷たく「キレ」のあるVOがカッコいいです。1と並んで最も好きな曲です。
9「Voodoo Dolly」は祭祀めいたドコドコDr、神経症的なギターが不穏な雰囲気を醸し出しています。
やはり、私的には「毒気」「呪術性」が薄まっていく後期よりもこの頃の作品がシックリと耳に馴染みますね。ホントにJohn Mcgeochの脱退は「痛い」です。Mcgeoch参加の前作、次作ともに素晴らしいですが、本作は群を抜いた名盤です。
THE PUNK ROCK MOVIE (コレクターズBOX) [DVD]
久しぶりに、その当時のことを思い出して懐かしいとともに、その当時を知らない人たちにとっても、楽しめる作品となってたよ。興味のある人は、必見!
妖精 Who’s Who (ちくま文庫)
妖精辞典。代表的な妖精だけでなく「すべて」載っている。
よくぞここまで調べたな、と感服しています。
私はレポートのために「セルキー」という妖精について載っている本を探していたのですが、セルキーについての記述は調べた範囲ではこの本しか見つかりませんでした。結構調べたのですが・・・
とにかく妖精の種族、名前についてならなんでものっている。
訳者はケルト神話、妖精について多くの著作を残している井村君江。
訳もわかりやすく、一つ一つ、妖精のルーツをたどっていく内容は意外なほど面白い。
300ページを越えるので、読み終わるには時間がかかります。
しかし、すべての妖精を知ることができる、と思えば短いといえましょう☆