3Dのブームが去った後の数少ない3D映像の一つ。タイトルに惹かれて購入。BGMアリであったり従来あるような鉄道作品と比べると緻密な作りでは無いが、テレビ的というか、ある程度、歴史に触れていたり駅員のインタビューがあったりと、良いか悪いかは別としてあまり他では見ないような鉄道モノと言っていいかもしれない。鉄道は好きなのだが鉄道モノで展望モノというと、そのものズバリの鉄道の前面展望映像をBGM無しの生音（？）でハイクオリティなカメラを用い淡々と映し出すというハイレベルかつ（こう言っていいのか疑問だが）マニアックなものが多い。そういった作品を購入する者は前提として、まずはその鉄道そのものについて詳しく知っておらねばならず、買う人間にははっきりとした自分の好みや趣味嗜好で購入するという一定のキュレーター的要素が求められる。その前提があったればこそ、「淡々とクオリティ高く見せる」という作品はその人間にとって至高の価値を持つのだと思う。以上を踏まえると、私のような前面展望が好き、ということが先行しそれをきっかけにその路線を知ってみたいという鉄道がちょい好きの初心者としては、まず間違いなく、ハイレベルなカメラなど用いていないであろうものの、こういった「一番でまとめた」というキュレーションを行い、解説もある程度、含まれているこの作品は実は意外と需要があった気がする。ブルーレイ一番鉄道展望2D&3D 明知鉄道 ~日本で一番急勾配な路線~ [Blu-ray] 関連情報