村上元三 ランキング!

村上元三 次郎長三国志(上)<次郎長三国志> (角川文庫)

映画、テレビドラマにずいぶんと応用された作品です。とくに史実に忠実にというわけでもなく、次郎長を用いてつくられたさまざまなフィクションの面白いところを凝縮しています。ここに「史実」とは何かということがあって、いくらかは研究書がでていますので、あわせて読むとよいかも知れません。森の石松、はどうやらいない。豚松かなあ、とかね。 次郎長三国志(上)<次郎長三国志> (角川文庫) 関連情報

村上元三 大坂城物語 [東宝DVD名作セレクション]

かつてNHK BS-2衛星映画劇場で何度か放映されたものの、BSプレミアムになってからはご無沙汰の特撮時代劇が、やっとこさDVDで発売されました。この時期に出すんならBDだろ…という気もしますが。状態の良いネガがあったのか、この作品としてはかなり綺麗な画質で観れます。テレビ放映された時と同じ箇所でコマが飛ぶようなノイズが入ると言うことは、これが最良のマスターなのでしょう。三船敏郎の演技が一本調子なのは、まあこの時期の稲垣浩監督だから仕方ありません。ミニチュアセットを多用した合戦シーンは、後の「士魂魔道 大龍巻」や「風来忍法帳」などにも流用されるほどに気合十分な出来ですし、製作された昭和36年当時の自信と余裕が感じられます。さて、かつて東宝DVDは、日本語字幕の収録と作品ごとの簡単な解説書を同梱していたのですが、今回同時発売された「大盗賊」「奇巌城の冒険」ともども省略されてしまっており、少し残念でした。(手元のDVDを漁ってみたところ、「今日もわれ大空にあり」「どぶ鼠作戦」にも字幕未収録でしたので、ある時期から会社の方針として字幕は省くことになった模様です) 大坂城物語 [東宝DVD名作セレクション] 関連情報

村上元三 源義経〈1〉 (人物文庫)

義経の幼少時代、奥州へたどりつくまで辺りの内容です。今まさに大河ドラマでやっていますが、こういう話は文字で読んで想像した方がよっぽど楽しめます。義経については天才、神童的に書かざるをえませんが、読み手がひかない程度で加減がいいです。自分の軽率な振る舞いが原因でで母が京を離れることになり、覚日に別れの挨拶をすることを許され、最後の夜に母にあまえて着物を着せてもらう場面などは思い出しても泣けてきます。みなさんも読んでみてください。 源義経〈1〉 (人物文庫) 関連情報




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