ピクサー・ショート・フィルム&ピクサー・ストーリー 完全保存版 [DVD]
今やCGアニメーションの代名詞ともなったピクサーの短篇集です。
ピクサー映画の本編の前に”前座”として公開されていたものも多くあり、
「あ、これ観たことある!」
と思いながら、楽しみました。
ピクサーの作品は、映像がきれいなのも然ることながら、
そのストーリーに魅力があると思います。
作品ごとに、楽しかったり、切なかったり、愉快だったり、シュールだったり、
5〜10分くらいの短い話なのに、その話の展開に引き込まれてしまいます。
それから、ピクサー創成期の作品も収録されています。
これは生きているかのように自由奔放に動き回るCGに見慣れてしまった今では、
贔屓目に見ても美しいとは言えません。
しかし、CGのキャラクターが滑らかに動くこと自体が衝撃的だった時代に、
アイデアやテクニックを凝縮して作り上げられた貴重なアニメーションなのです。
そのような創成期から今に至るまでの成り立ちが、
ピクサーのスタッフのインタビューなどを中心にドキュメンタリーとしてまとめられています。
ちょっとした動きでも、大変苦労して作られていることがよくわかりました。
美しいCGアニメだけを求めている方は興味がないかもしれませんが、
私は、ソフトウエア開発に携わっていることもあり、大変興味深かったです。
ドキュメンタリーに興味がない方も、短篇集は十分楽しめますから、
この値段なら買って損はないと思いますよ。
ロボットポンコッツ2 クロスバージョン
ストーリーやグラフィックなどはGBAですから
やはり勝っています。さすがGBA!!!と言うべきです。
でもひとつ難点をいうとすれば、ソフトの技の組み合わせがへったぐらいです。でもその代わりロボポンが技を覚えます。前作は磁石でロボポンを
つかまえましたが今回はそのシステムではなく数多くある電池をスパークさせてロボポンを作ります。やってて楽しくなるRPGでした。
世界はバランスでできている!
どんなに良い出来事でも、どんなに悪い出来事でも表裏一体でそれに付随する悪い部分と良い部分があると気づかされる本です。
ポジティブシンキング関連の本が多い中、異色気味の書籍だと思います。
大変読みやすい本ですが、2点気になりました。
1. 若干スピリチュアルな部分があります。著者のセミナー会場で偶然とは言えない様なシンクロにシティといいますかセレンディピティといいますか…とにかくすごい偶然が起こるのですが、それは当然起こりえるのだという部分があり、霊性的な事項が嫌いな方は抵抗があると思います。
2. たとえばアメリカの同時多発テロのような凶悪事件でも良い部分があると述べ、テロにより良くなる事項を列挙したりしていますが、これに反感を覚える方も多いような気がします。ただ、著者はあくまで「悪いことがあっても、そこから良いことも芽生える」という(ある意味当たり前のことなのですが…)一種の悟りともいえる『考え方・捉え方』を述べているだけであり、テロなどの凶悪なアクシデントを「喜んでいる」わけでもないですし「喜べ」と言っているわけでもありません。このあたりを勘違いされやすいと思いました。
仏教やキリスト教などで説かれる「すべてのものごとに良いも悪いもなく、ただ起こるだけ」というのに似ていますが、それだけではなく良いことが起これば同時に悪いことも起こるというプラスアルファな内容となっており、読者のパラダイム変換には程よい書籍ではないかと思います。一読して損はないと思います。
Dr. John Teaches New Orleans Piano: Building a Blues Repertoire
グラミー賞も複数回受賞する現代最高のピアニストの一人による、最高のBlues/New Orleans Piano教材シリーズ3冊の一つ。Dr.John言うところのButterfly Stride(左手10度を保持したまま動かす。普通のストライド・ピアノとの併用も)が多用されているので、手の小さい人は弾くのに苦労と工夫が必要になりますが、Dr.Johnの自作曲やジャズ・スタンダードといった彼の膨大なレパートリーの一部が弾けるようになります。付録CDの解説のTranscription(書き起こし)と部分的な楽譜からなる本です。付録CDが素晴らしすぎます。Georgia(On My Mind、楽譜はなし)、St.James InfirmaryやPretty Libbyといった名曲がDr.Johnのピアノ・ソロで実演解説されます。2枚組み教則DVDも出ていますが、取り上げられている曲が(重複はあるも)違うので、腕を磨きたい人は全部揃えましょう。