ブギーポップは笑わない~Boogiepop Phantom~evolution 5 [VHS]
このDVDは深夜に部屋を真っ暗にしてテレビ(もしくはパソコン)だけをつけて観ると最高です。
このシリーズは基本的に全編通して自殺や失踪、精神病など暗い話ばっかりですが、登場する人物はみんなどこにでもいるような人たちばかりで「ぼくのまわりにもこんなヤツいたけどな」と思うとなんだか他人事には思えなくなってきます。
ひょっとしてあいつ・・・・
あなたにも思い当たる節はありませんか?
緒方剛志画集―BOOGIEPOP AND OTHERS
緒方鋼志の特徴を一つ挙げよ!と言われたら、僕は、間一髪入れることなく「色彩」と答えるだろう。この画集は、デビューからエンブリオ侵蝕までと、その他のイラストを集めたブギーポップがリーダーネームの画集だ。初期の絵と後期の絵を見比べるとかなり成長していることがわかる。その後も成長し、変化し、セル画調など新しい試みも見られ、次の画集が大いに楽しみである!!
ブギーポップは笑わない ― Boogiepop Phantom / ワーグナー,ニュルンベルクのマイスタージンガー第1幕への前奏曲(ブギーポップ・ヴァージョン)
『ニュルンベルクのマイスタージンガー~口笛ヴァージョン』というのは。
というわけで、買って、聞いてみましたが・・・。
いいです。本気で明るい(喧しいとも言う)というか。正に原作の説明どおりというか。
なんか、今何かに悩んでいるのが馬鹿馬鹿しくなってくるというか。そんな曲ですね。
短編『ブギートーク・ポップライフ』も面白いし。
是非買って、口笛Verを覚えて、皆で一緒に吹き鳴らしましょう!
ただ、音程が高いから吹ける人が限られてくるかもしれませんが。それでも十分買う価値アリ!です。
追記:口笛が世界を支配する日も近い(笑)!!
ブギーポップは笑わない (電撃文庫 (0231))
一つの奇怪な事件をそれにまつわる五人の視点から、同時間軸の上(厳密には第四話以外)で五つの物語として書かれた電撃ゲーム小説大賞(大賞)を受賞した作品。事件は一つ、しかしそれぞれ立場の違う五人の視点から見ればそれは当然五つの物語となり、それぞれが複雑に交錯しあってやはり一つの事件と収束する。
度肝抜かれましたね。ちょうどこの作品を読む少し前にピカソの多角的視点なるものを知りました。ピカソは空間をつかむ能力が優れていたようで、その対象をいろいろな角度から捉えて一枚の絵にしたものだからああいったへんちくりんな作品が出来上がった、というこれが多角的視点とのことらしいです。なるほど小説であらわすとこんな風になるのかもなぁ、この人すごい手法をとりいれたなぁ、なんて一人で感嘆していました。
いや、この作品がへんちくりんといってるわけではないのです。いい意味でとらえどころの無い作品ですが。とりあえず読んでみて下さい。学園ものでミステリーで青春で、SF?ギャグではない・・・という深いジャンルです。
ブギーポップは笑わない~Boogiepop Phantom~evolution 1 [DVD]
非常に好きな作品。
ストーリーは、各話の主人公の視点で語られ、故に一話ずつでは
ある事象の断片でしか過ぎない。
これを全話つなぎ合わせて初めて、全体の輪郭が分かるという、
珍しいストーリー構成である。
しかし、これはたった1回観ただけでは作品を楽しめないという事の裏返し。
説明不足、理解不能、暗い…etc。
初見の方が抱く感想は総じてそうだと思う。
(実際、ある程度原作を読まないと分からない細かい設定も多い。)
しかしそんな部分をさしおいても、作品全般に物語に合った暗い基調の作画と、
常に登場人物の第一人称で深く語られ、全般を通じて初めて分かる謎解きの要素、
ブギーポップというキャラクターの特異性、独自の世界観は、秀逸であると言うほかない。
全6巻で、全てを楽しむなら、短い期間で2度見直して欲しい。OP、EDも秀逸。
万人向けの作風でないが故に、かなり評価が分かれると思うが、好きな人がみると
【はまる】作品。