Sibelius: Symphony No. 5: In E-Flat Major, Op. 82, in Full Score
オケでこの曲を選曲されパート譜をみたら、ず〜〜〜〜っと同じ音ばかりのVa。
どこを弾いているのか、一度落ちたら戻れない(^^;
近所の楽器屋にはスコアは置いてなくて、オケのメンバーから紹介されました。
大きいサイズのスコアで、見やすい割りには、安くて、購入してよかったです♪
なかなかいい曲ですよね〜。
ベスト・クラシック100
ヘンデルに始まりヘンデルに終わる、というだけで、この編集者がイギリス人であることが知れるようなものですが、シューマン、リスト、ブラームス、ワグナー、ブルックナー、ラヴェル、バルトーク、ストラヴィンスキーといった著名な作曲家の作品が1曲も含まれていないことからしても、単なる「有名曲の寄せ集め」ではないことがわかります。それは、ある一定の「気分」に沿って、まるでクラブ系DJの感覚のように、全体の流れや統一感を重視し慎重に選択された見事な選曲だと思います。
つまり、この企画者は、初心者向けとかカタログとかいうことではなく(結果的にそうなることがあったとしても)、基本的には現代の生活におけるクラシック音楽の「新しい楽しみ方」を提案しているということだと思われ、そのことに強く共感します。
したがって収録された楽曲は「クラシックを代表する名曲」というようなものとは明らかに違った基準で選択されていて、その9割以上がオーケストラ曲またはオーケストラ伴奏曲です。器楽曲、小編成の室内楽、ピアノ伴奏曲などはたまにアクセント的に置かれているだけで、たとえばピアノ独奏曲はベートーヴェンとドビュッシーの計2曲しか無く、ショパンもサティもありません。また、全体の3分の1が声楽曲ということも特徴的だと思います。
やや保守的/良識的な解釈の多いEMI音源というも、こうした企画には良かったのかもしれません。1960年代の録音も少なからず含まれますが、演奏と録音が一級品であることに間違いはありません。全体のちょうど4分の1、25曲が楽曲あるいは楽章の一部分を抜粋したトラックですが、それも決して安易なフェイドイン/フェイドアウトではなく、音楽的な見識の確かさを思わせる編集で、原曲を知らなければそれが抜粋であることすらわからないくらい、個人的には不自然さを感じませんでした。
いまだに教養主義的な感覚から聞き手の方で勝手に敷居を高くしているような所もあるクラシック音楽ですが、このコンピレーションの「軽やかな豊かさ」は、もっと自由な新しい楽しみ方を提案しているように思われます。BGMにも良し、カーオーディオで聞くも良し、iPodでシャッフルするも良し。良い時代になったものです。
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番&シベリウス:交響曲第5番
メジャーレーベルと思えないような録音の悪さが光ります。グールド、カラヤンの両名だから商品にするのでしょう。
特に、病院の待合室なみにお客の咳がすごくて、集中力がそがれます。
レビュアーがブートレグに例えているのがぴったりで、雑音も含めてのリアリティはあります。かすかに記憶に残っている、古い映画館を思い出しました。
聴くには忍耐と想像力を要求されますが、グールドらしさが抑えられた、ノーマルでロマンチックな演奏が印象的です。
というのも、ライブということと、ピアノが残響たっぷりでソフトに聴こえることが一因かもしれません。
スタジオ録音のシャープで禁欲的なイメージがある人は、一度聴いてみてもいいと思います。
ただ、どうしても聴いておきたいという程ではないです。ファンなら買いという程度で。
シベリウス : 交響曲第2番 [DVD]
「近衛秀麿」という名前や、全く指揮者っぽくない顔の印象から、実際の演奏が話題にならない彼だが、たまたまBSフジでこの演奏を見て、ぶっ飛んだ!!顔と名前の印象と正反対!即DVDを購入!
シベリウス演奏史上に残る名演、と断言出来る。
この時期の日フィルの映像/録音に比べても、違うオケ?と思うくらいのサウンドのまとまり、そして管楽器の上手さ!
(この時期の日本のオケって、他の録音だと金管が上手くないんですけど、どうしてどうして、この演奏は素晴らしいんです。)
指揮者の要望であろう倍管の大編成。にもかかわらず、バランスの完璧さと表情の豊かさ、そして何よりメチャクチャ若々しさと前進力で弛緩する所が無い。歌もぐいぐいと迫り、指揮もメチャクチャ端正で上手すぎる!
彼は本物のプロフェッショナルだ。並の人間ではない。
神の域だ。
存命中
「近衛秀麿に比べれば朝比奈は子供みたいなもんだ」
と誰かが言ったそうだが、その言葉が大げさではないことがこのDVDからよくわかる。
園田高弘氏の「皇帝」も特大の名演。
買いましょう。宝です。
名曲で綴る世界の旅 DVD-BOX
ナレーションの音声が入ってないので、音楽に集中できます。そこは評価できます。
でも、少し説明不足かな。
せっかくの音楽も題名が書かれてないので、知らない曲については分からないままなのが残念です。
(名曲アルバムのイメージで買ったので、そこがとても残念でした)
映像の説明も入れてもらえたら、居間にいながら世界旅行に出ているような気分に浸れただろうな〜と思います。
(こちらは、世界の車窓からのイメージを持っていたので、少し期待外れでした)