ヘルタースケルター (Feelコミックス)
この漫画はさみしい。
岡崎さんの書いた帯「いつも。たった一人の。一人ぼっちの。一人の女の子の落ちかた。」
まさにそれだったから。
「あたしには好きな人も愛してくれる人もいやしない…」
世間の注目を不動のものにすべく美しさに執着し、あらゆる手段をいとわない。
人を痛めつけて世間にささやかに復習する。何にもならないと悟りながら。
最後のりりこの去り方はすごい。いつまでも消えない方法で。
Helter Skelter
私の人生と比べると数倍ドラマスティックな半生が綴られており
一気に読みあげました。
彼女は、社会に立ち向かっていく強い意志と、その反面不器用とも言える精神的な弱さの両極端で
揺れ動いている人なんだろうなと感じました。
ここまで公開していいのかと思うほど、
プライベートをさらけだしています。
母親の死、病との闘いのページには、涙がこぼれました。
そして、今生きていることについて強く考えさせられました。
この本に出会えてよかった。
へるたー・すけるたー
ひょんなことからこの本を手に取りました。
軽い小説?と思いきやかなりの内容!
最初はなんだか読み慣れない言葉が多くって。
歴史小説は苦手で、宮部みゆきとか池波正太郎くらいしか
知らなかったので、しまった!って思ったんですが
意外と読み進めていくうちに、しかし、はまりました。
美しい日本語を沢山お勉強させてもらいました。
新人さんって言っても綿矢りささんとか金原ひとみさんとは
スケールが違いますね。
プロフィールが超簡単なのは、これからの人だから?
次作にも大いに期待します(^^♪