モモ (岩波少年文庫(127))
一般的には子供向けの本なのでしょうが、世の中の仕組みが概ね分かった30歳以降の人が読んでみると、その奥深さに感心すると思います。
ストーリーは良く出来ています。日々を気ぜわしく生きている我々にとって、その理由を問い詰める事はほとんど無いと思いますが、それを暗に陽に指摘しています。そして、一度、気ぜわしく生きる習慣が身についてしまうと、そこから抜け出す事が非常に難しい事も指摘しています。
忙しい生活で失いがちな希望。希望を失うと落ち込む事になりかねません。それに対し掃除夫は言います。「希望なんて無くてもいい。目の前にある仕事をコツコツと成し遂げていくと、だんだんと面白くなるんだ。気づくとすごい距離の清掃が終わっているんだ」せかせかしない人生を送りたいと思ったら、読んでみるといいです。
ディズニー・ベビー オルゴール編~泣いてた赤ちゃん、もう笑った~
五ヶ月の息子はチャイルドシートが苦手らしく渋滞で車が動かなくなると火のついたように泣き出していました。汗だくで泣きじゃくり狭い車内では着替えもままならなく、どうにかならないかと色々試した一つがこれでした。
聴かせてみるとすぐにおめめがとろん。大抵オモチャで一人遊びをしながらすぐに眠ってしまいます。
寝かしつけ用として自宅には別のレコード会社のディズニーCDがありますが微妙にアレンジが違っているからかあまり効果がありません。
これをもう一枚買おうかと思っているところです。
Dave Digs Disney
50年代の名盤とされるジャズ・アルバムは、Bill Evansの「Waltz For Debby」以外、実態
の伴わない名ばかりのものばかりと思っていましたが、また一枚、真実の名盤にめぐり
合えることが出来ました。数々のディズニー曲が明るく、楽しげなジャズ曲として昇華さ
れています。オリジナルのアルバムには無かったボーナス・トラックの2曲も上質で明る
いディズニー曲で文句無しです。「Waltz For Debby」のように悲しげな曲は皆無なので
人にも薦めやすいです。多くの人にこの名盤を聴いてもらいたいです。
星の王子さま ふんわりぬいぐるみ ぞう&ウワバミ
像はちゃんと収まります。すると足の無い陸ガメという恰好になります。もっと大きければ帽子として被れますが、赤子しか被れない大きさです。
これも人の知らないレアアイテムということで、将来プチ自慢できる日を期待しつつ確保です。
星の王子ニューヨークへ行く [DVD]
コメディ俳優の頂点に立つエディマーフィの最高傑作だと思います。私としてはこの作品が一番、印象に残りました。王子という地位がありながらも本人には自由に生きれない息苦しさしか感じていなかった。自由の国、アメリカへ嫁を探しに旅立ち、ある女性と出会い恋をした。だが、王子という事を彼女には隠していた為に後で本人に知られ、結婚を断られてしまう。しかし、最後は父親が決めた結婚相手を息子の嫁にするというしきたりで息子を不幸にしてしまったと妻に言われてようやく気付いたのか結婚相手は付き合っていた彼女でめでたくゴールインしたっていう面白さもあり、感動もある作品だと思います。