Fall
最近のゴリラズは電子音のピコピコサウンドが多くなってきて
最初聴いたときはとっつきにくさがあるものの、
何度も聴いているうちに中毒になっていくのが
ゴリラズの凄さ!
・・・と言っても、今回のアルバムはジャケットが2D一人であるように
2D(デーモン・アルバーンさん)が一人で作ったような印象。
しかしながらあなどるなかれ。
ipadで制作したと思えない程の完成度。
どの曲も一曲3分程度で終わる小品曲集だが、
ちょっとゴリラズサウンドに浸りたいな、という気分の時におすすめ。
何度も聴いているうちにきっと満足させてくれるはず!
最後、「ヨーデル」で終わる意味のわからなさが、
これまたかえってたまらなくゴリラズが好きになる(笑)
逆に「Gorillaz」「Demon Days」「Plastic Beach」のような完成度を
このアルバムに求めることはしない方がいいかと。
それにしても、アメリカ旅行記を音楽にして書き留めるなんて
デーモン・アルバーンさん本当にかっこいいですね!
Gorillaz: Rise of the Ogre
英語なので全く読めませんが、逆に英文であることで
デザイン性がよりアップしているように見えます。
画像点数がかなり多いので
文字ばかりで見ごたえの無いページというのが、
最初から最後までありません。
大判の本なので、イラストの迫力もかなりあります。
分厚い分、もの凄く満足できました。
ファンのコレクションとしてはとても良い本だと思います。
ディーモン・デイズ・ライヴ DVD
デーモンをはじめ、各ゲスト陣、コーラスの少年少女達、ストリングスなど、合計20〜40人がステージ上でGorillazの音楽を完全再現するライヴ!
1曲ごとにコラボレイターらが入れ替わり演奏して行く様は豪華そのもの。
録音の状態、カメラアングルなど、どれも素晴らしく、Gorillazの"音楽"の良さを再認識するには十分すぎる内容でした。
是非、大音量のサラウンド環境で体験して頂きたいです。
最後に注意して頂きたいが、このライヴは、グラミー賞でのマドンナとのパフォーマンス等で見られたように、Gorillazのメンバーが登場して演奏する訳ではない。
Gorillazのメンバーは、客席の2階バルコニーからライヴを鑑賞している(!)
彼らのアニメが好きで、そういうライヴを期待していた方は、2007-2008ツアーに向けて準備中との事ですので、そちらに期待ですかね。
個人的にも、そちらも是非DVD化して頂きたいです。
Plastic Beach
一聴するとキャッチでコミカルなピコピコデジタルビーツとシリアやモロッコ風オケを塗す独特の世界観。
でもあくまで音の主役は、それに挿入される人間の声の圧倒的な存在感!なんだよね。
デーモンの声って、癒されるわぁ〜なんて感じた頃にはスルメ盤(笑
プラスチック・ビーチという仮想箱庭で繰り広げられる音の宴は、単にPOP〜Rock〜Soul〜HipPopや
民族音楽等の各音楽ジャンルをミクスチャーしただけでなく、化学反応により新たな音塊に昇華している。
それはまるで、広大な海原に屹立するプラスチック・ビーチそのもの。癒しもあれば毒もある。
多彩で高密度な響きは、従来からのファンは無論、新たなファン層を開拓する革新性をも併せ持つ。
そんなデーモン・アルバーンの確信犯的傑作。既に名盤の雰囲気すら漂う・・・個人的に2010ベスト決定!
そこでタクトを振る天才デーモンの脳の中にはいろんなコンセプトやアイデアが詰まってる訳で。
その強力な磁場に引き寄せられた豪華絢爛なゲスト陣との邂逅でコンセプトに肉付けをしたこの作品は
実験的でありながら、極めて高い完成度をもつ稀有な1枚に仕上がった。
(その楽しげな制作現場の様子は、エクスペリエンス・エディション付録のメイキングDVDで、どぞ^^)
あたしゃウェッサイの大ボス@スヌープを迎えたM2のウェルカム・トゥ〜ザ・プラスティック・ビーチの
背後で蠢く暗黒系キーボの不協和音とプラスティック・ビッチ♪なMCにジワリとキかされ、
バウンシーな人工デヂタルビートとモス・デフのMCに、ソウル界の大物ボビーウーマックの
漢臭い“どソウル”ボーカルが黒くシンクロするM5のスタイロで、完全にノックアウト!
漢臭いブルース・ウィルス出演の情け容赦なくMadMaxなPVも必見!
http://www.youtube.com/watch?v=h9vAOzYz-Qs
▼満載だ、満載だ、満載だ、いよいよ。