世界の国歌
これまで国歌のCDをたくさん買いました。でも、多くの場合、現地の演奏とかけ離れたアレンジやテンポにがっかりさせられてきました。このCDは、その点、かなり元曲に忠実な演奏が多いと思います。(ウズベキスタンなど、一部中央アジアの国々の国歌については、テンポやアレンジに不満がありますが...)。もちろん演奏の質は、他のアルバムの追従を許さない完成度です。資料的価値があります。ただ、収録されている国がもっとバラエティーに富んでいれば、さらによかったのにと思います。
Lonely Planet Central Asia
第3版との一番の違いはアフガニスタン編がカットされ、
中央アジア5ヶ国のみの情報になったこと。
(アフガニスタンはLonely Planet Afghanistanとして発行された)
前版には載っていなかった地域や町の情報が増え、
地図も豊富で少し精度が高くなっている。
カザフスタン北部やタジキスタン東部の情報は、
あの「旅行人ノート」でも少なく十分とは言えないが、
この本にはそれが詳しく豊富に載っている。
この1冊があれば中央アジアを隈なく周っても十分事足りるだろう。
Lonely Planet Central Asia
第3版との一番の違いはアフガニスタン編がカットされ、
中央アジア5ヶ国のみの情報になったこと。
(アフガニスタンはLonely Planet Afghanistanとして発行された)
前版には載っていなかった地域や町の情報が増え、
地図も豊富で少し精度が高くなっている。
カザフスタン北部やタジキスタン東部の情報は、
あの「旅行人ノート」でも少なく十分とは言えないが、
この本にはそれが詳しく豊富に載っている。
この1冊があれば中央アジアを隈なく周っても十分事足りるだろう。
慣習経済と市場・開発―ウズベキスタンの共同体にみる機能と構造
まだ若い著者による経済学、社会学、人類学、開発研究、地域研究にまたがる総合的な分野に関わる気鋭の書です。
著者は開発経済学者ですが、ミクロ計量経済学に基づく計量分析を展開する他に、人類学者のようなフィールドワークを行い定性的なウズベキスタンの調査内容をデイスクリプティブに展開もしていて、実にバランスが取れています。計量分析を志向する研究者は質的な観点や人類学的な参与観察を軽視しがちですし、他方、質的定性的研究を志向する研究者は計量分析などの数学的素養に乏しいため科学的なデータ分析はなかなか行いません。しかし著者はその双方の手法に長じていて、バックグラウンドの広さを感じさせます。
著者の関心は、慣習経済と呼ばれる途上国の地域共同体レベルに見られる経済システムにあると思われます。そして、移行経済論としても興味深いウズベキスタンをフィールドとして、慣習経済の機能をマハッラという現地の制度に注目して、定量的かつ定性的に解き明かしています。計量化、ミクロ経済学化が進み一方の開発経済学と、個別具体的な地域研究の双方の弱点を補いうる気鋭の研究だと言えます。最新の開発経済学に関心がある方はもちろん、移行経済論、人類学、社会学、地域研究、開発研究などさまざまな人文社会科学分野のがたがたには一読に値する良書です。
UFO少年アブドラジャン [DVD]
ゆったりとした時間が流れるこの国にUFOなんて似合わないと思うかもしれませんが、映画の中の人々の気さくさや純粋さやアルミのバケツで作ったようなUFO、ほうきで飛んでいく人を見たらこの映画が大好きになると思います。ほんとうにかわいい映画です。アブドラジャンが星に帰っていくシーンには少しうるうるときます。