JT ルーツ アロマブラックボトル缶 300g×24本
【ルーツ アロマブラック】無糖ブラックの中で美味しい珈琲でした。ブラックなのにすっきりした後味で飲みやすいです。
しかし、アロマ感が少なく残念です。けれどもボトル缶タイプなので持ち運びに便利です。
まほろ駅前多田便利軒オリジナルサウンドトラック
映画『まほろ駅前多田便利軒』のサウンドトラック。
全曲をくるりの岸田さんが手がけています。
様々な場面に合わせた、様々な曲が揃っており、
アコギのみのシンプルな曲、管楽器を多めに取り入れたゆったりとした曲、
はたまた、バンドサウンドが響く曲もあれば、電子音が唸る特殊なのもありと、
全体的に岸田さんの音楽センスの広さが光る、聴くだけでも楽しい一枚です。
そして主題歌である「キャメル」と「まほろ駅前多田便利軒」。
どちらもゆったりとしつつも骨太ロックサウンドが響きわたる、
片方明るく、片方ダウナーなロックチューン。
個人的には「キャメル」のアウトロが良かったです。カッコよい!
全体を通して、良質なサントラだと思います。
映画を観た人も、くるりが好きな人にも、双方お勧めです。
昭和歌謡大全集 [VHS]
ただ些細なことだけど、若者とオバサン達が殺し合うところまでいきます…じゃなくて、破壊の限りを尽します。
荒唐無稽だけど、行き着くところまで行きます。
このエスカレートぶりが最高ですね。
バーにかかってきた電話 (ハヤカワ文庫JA)
<ススキノ探偵>シリーズの第2作である本作品は、1993年発表。
2011年公開の映画「探偵はBARにいる」の原作でもあります(映画は未見)。
ススキノの便利屋である<俺>がいつものように【ケラー・オオハタ】で飲んでいると、コンドウキョウコと名乗る見知らぬ人物から電話があった。
依頼内容は、指定した会社を訪ね、ある人物のことを聞いてほしいというもの。
請け負った<俺>は、その会社を訪ねたあと、命を狙われるはめに…。
巻頭の登場人物覧には、【コンドウキョウコ……俺の依頼人】という表記とともに、【近藤京子……スナック経営者】とあり、電話の人物が本当の近藤京子でないことが示唆されていますが、物語の早い段階で、本物の近藤京子は、放火事件で死亡していたことが判明します。
本作品は、この「コンドウキョウコ」の正体は?
という謎が物語を貫き、前作よりも「謎解きの要素」を感じさせる作品になっています。
この謎の真相は、本格ミステリのようなどんでん返し的なものではありませんが、ストーリーとよく馴染んでおり、完成度は高いと思われます。
本シリーズの特徴である、ハードボイルドなのに、ちょっとコミカルな味付けという作風も本作品でますます顕著になってきているようです。
謎の人物からの不可解な依頼を受けてしまうのも、「美人そうな相手だから」という不穏な動機で、なかなか面白い。
夜はバーに入り浸る<俺>が、朝食を摂る行きつけの喫茶店で、必ずウイスキーのストレートを頼むというのも、本作品で明確に。
今回は、夜バーで飲んでいる途中、明日を気にして早めに切り上げる、という場面もありますが、「快調に飲みまくって、事件に立ち向かっていきます」。
ススキノの町を駆け回る<俺>に、またもや酔いしれることができた本作品。
今回はある地域に<俺>が出張しますが、作品の設定である1980年代初頭には、まだ北海道の「観光名所」ではなかったとのことで、興味深かったです。