リバース・ワールド・ツアー~ライヴ・イン・サンパウロ [DVD]
私個人的にはノヴァ・エラが非常に気に入っています。最高です。
しかし、このバンド、技術者集団ですね。
特に、リーダーのギター、ベース、ドラム(すみません、名前まで覚えていないのです)ですね。その高い技術力にビックリしました。
もう一人のギターもうまいとは思いますが、やはり目立つのはテレビ画面を見ていて左側にいるギタリストのほうがすごいような気がしました。
後はボーカルですね。個人的にはいい線いってるとは思いますが、もうワンランク上を期待したいなあと思いました。
このベーシスト良いですね。ベーシストはどうしても地味な存在になってしまいがちですが、このベーシストはしっかり存在感を示しています。
ところでDVDの内容ですが、全体的に良いと思います。
ホーリー・ランド
ブラジル出身のへヴィ・メタル・バンドの、’96年発表の2nd。
前作で、へヴィ・メタルとクラシックに加え民族音楽の要素を融合させ、見事に成功し、堂々たるデビューを果たしたわけだが、本作は更にそれを推進させた方向に向かっている。
特に民族音楽の要素に焦点を当てており、へヴィ・メタルとしては極めて異色な、牧歌的なメロディの楽曲が多くなっており、それを表現するのに伴いアコースティック楽器の使用頻度が高くなっている。
それは時折、英国の重鎮、JETHRO TULLを彷彿させ、実に個性的な作風となっている。
勿論、へヴィでスピーディな楽曲も入っている。
そこで、作品全体の統一感を持たせるために、キーボードが多用されていて、その効果が表れている一方で、折角の素晴らしいテクニックを持ったギタリストが引っ込んでしまい、その実力を発揮できないでいるのが勿体無い。
完成度は高く、作り手の狙いも達成されてはいるが、同時に損なってしまったものも見え隠れしている。
アクア
ブラジルのメロディックメタルバンド、アングラの2010年作
前作から4年ぶりとなる本作は、Dr、アキレスの脱退をはじめ、Vo、エドゥの不調なども噂されて、
出来自体に賛否が上がっていたようであるが、蓋を開けてみれば、なんのこともない、のっけから
いかにもANGRAらしい爽やかな疾走曲でまずは一安心。復帰したリカルドのドラムも問題なく、
ラファエルとキコの鉄壁のツインリードも前作以上にメロディックで、やはりそこいらのバンドとは
演奏の質と音のオーラが違う。マトス時代を思わせるような南米的なやわらかなキャッチーさと、
アコースティカルな素朴さも盛り込んで、ときにプログレッシブな質感とともに、優雅な聴き心地で楽しめます。
もっとヘヴィで激しくなきャイヤだ…などというお子さまは、また10年後に聴いてみてください。
Temple OF Shadows
前作「REBIRTH」は、エドゥの声がアンドレ・マトスに似ていたことから、ある意味「再生」ではあった。
楽曲の素晴らしさも過去の作品より群を抜いていた。
今作は現メンバーでの2作目ということで、どういう化学反応をしてくれるか?
それが楽しみであった。
第5作目となるフルレンス・アルバムは、十字軍が聖地エルサレムを征服する歴史上の事実に、
ラファエルが架空の人物を創り、その物語となっているコンセプトアルバムである。
はっきり言って、楽曲の方向性は前作と全く違う。
ポップス性溢れる曲はなく、かなりコアな感じだ。
リスナーがまず思うことは、エドゥの歌唱方法であろう。
前作とはまったく異なり、アンドレのような感じは全くない。
これは「俺はアンドレの代わりじゃない!」と言っているかのようで、
特に6曲目のThe Temple of Hate は、現HELLOWEENのアンディ・デリスのような感じだし、
そういう意味では、アルバムの前半は違和感を感じるだろう。
しかし、複雑な曲の展開に寸分狂わないリズム体、
シンフォニックなストリングスが楽曲と融合していく様は、
素晴らしいとしか言いようがない。
プログレッシブな要素を多分に含む本作は、何回か聴くと味が出るだろう。
最初から最後まで、一息もつかせない素晴らしい楽曲の怒涛の嵐を体感して欲しい。
リバース・ワールド・ツアー-ライヴ・イン・サンパウロ [DVD]
リバースツアーなので基本的に選曲はアルバム:リバースの曲がメインです。楽曲の演奏力もさる事ながら、エドゥの声も素晴らしく聞き応えが有ります。収録時間も長く、すばらしいLiveDVDだと思います。エドゥverのキャリー・オンが見れたのもサイコーでした!気になっている方は、まず買って損はないと思います。