アマロ神父の罪 [DVD]
この作品は250年前(だったかな)のポルトガルの小説を基にしたものです。当時の教会を巡る様々な問題は、そのまま21世紀のメキシコに置き換えても何の違和感もなく人々が受け取れるということ、つまり何も変わっていないということでもあります。
DVDの特典として、監督や出演者のインタビュー、そして監督と主演のガエルの解説があります。この特典はかなり嬉しい!
この映画をめぐっては一部のキリスト教徒から上映禁止運動がおき、それが却って宣伝となり大ヒットしてしまったという皮肉な結果となりました。
しかし、カトリックの教義や習慣が深く浸透している人とそうでない人では見方が違い、宗教家としての腐敗した宗教家たちの事より、問題となった様々なモチーフが理解できません。そんな細かい点を解説で説明しています。たとえば、アメリアをくるんだ布の意味や聖なるパンの扱いなど・・・
だから一度映画を見てからこの解説を聞くと、映画がさらによく理解できました。
映画はよく出来ています。極めて重いテーマをさりげなく描く事でより身近にこの問題をとらえ、現実感が出てきたと思います。
脚本家の力量ですね。
アマロ神父の罪 [DVD]
アマロ神父を演ずるガエル君は今ハリウッドで最も注目される俳優、と言っても過言ではないでしょう。キュートな瞳で神父を熱演。っが、っっが、その神父がだんだん壊れ始めます。共演のアナのラテン系(?)美少女ぶりも際立っていて、必見の1本です。
アマロ神父の罪 [DVD]
タイトル通り、ガエル君がとても光って見えた、ガエル君の魅力が沢山詰まった作品だと思います。
ただ、アマロ神父は・・・・・・神父としても男としても最低だなぁ・・・。
私の感想は、とにかく女の子が可哀想〜!!です。
アマロ神父なんて最後普通の顔していつも通りお仕事してるし(笑)。
私だったら、あの程度の欲に簡単に負けるぐらいなら、神父なんて仕事辞めてしまいます。神父の仕事の意味を分かっていたのだろうか・・・?始めから生半可な気持ちで神父になっちゃったのかな、と下手すればそんな風に感じてしまいます。