NHK土曜時代劇 陽炎の辻3~居眠り磐音江戸双紙~DVD-BOX
佐伯さんの原作を裏切らない、
とても良い雰囲気のドラマの3段目。
人の温かさを感じて好きです。
人情っていい。
また、居眠り剣法の殺陣場面の
山本さんの動きがとても綺麗で、
玲園先生との稽古の場面は惚れ惚れします。
テレビ放送では見られなかったプチかげが
収録されているのが嬉しいです。
陽炎の辻4、ぜひ作っていただきたいです。
その前に原作の続きが早く出てほしいな。
SIMPLE2000シリーズ Vol.28 THE 武士道 ~ 辻斬り一代 ~
「侍」などをつくったALUが開発を担当しました。
今作は、宮本武蔵、柳生十兵衛、千葉周作、塚原ト伝などの
剣豪たちを斬り倒していく剣劇アクションゲームです。
刀1本で剣豪たちを倒していくのでストレス解消にも!?
debut
“なんて軽やかな演奏なんだろう”、ショパンの『英雄』を聴いての第一印象だった。これまで同じ作品を何人かの演奏家で聴いてはきたものの、正直な所それほどの名盤とは思うことが出来なかった。無論、中にはホロヴィッツの来日演奏での名演はあるが他は余り違いが無かったように感じていた。けれどもこのアーティストの演奏を耳にして印象的だったのはキラキラと光る音の燦めきそのものである。ショパンがイメージした英雄の姿を彼は1人の若者の姿としてイメージしているような感がある。天は二物を与えずとはいうが、光のない世界に生きているから余計に光の持つ明るさや暖かさをイメージとして表現できる。それは豊かな想像力という天賦の才のみがもたらしうる奇跡であろう。オリジナルの作品もそうした裏付けがあってもたらされている。ジャケットに映る彼の横顔に可愛らしい笑顔がある点もうれしい。そこからは音楽に出逢うことの歓びを感じる。豊かな才能の持ち主の未来に期待するところ大である。
冷静と情熱のあいだ―Rosso (角川文庫)
RossoとBluが、1つの恋愛に対して、それぞれ主人公のあおいと順正の側から書かれたものであり、2人が別れてから10年の時を過ごし再会するまでの出来事と心の動きが非常に繊細に描写されています。
日常生活のふとした事から、つらい別れ方をした恋人順正とのことを思い出しては考えるという、一見惨めにも見える繰り返しが疑似体験として理解できると思います。Rossoはあおいの現在のアメリカ人の恋人マーブとの生活が90%を占めていますが、彼女の思いの90%がマーブではなく順正にある点の描写がうまいと思います。一人の人をすごく愛したことのある人には、特に心に響く表現でいっぱいです。江國さんの繊細さにおどろかされます。あなたが女性なら、また、ストーリーをやきもきして読みたいなら、Rossoから読むことをお薦めします。Rossoを読んだらbluも読まないと損です。
Another (1) (角川コミックス・エース 170-5)
全4巻完結。
ひとつの作品を読み上げるにはお手軽な巻数で、それでいて内容は凄く濃いです。
久しぶりに漫画で手に汗にぎり、震えました。
自分は原作未読ですが、その素晴らしさは十分に感じることが出来ました。
最初だけだと、人が残酷に死んでいくだけのオカルトホラーと勘違いされるかもしれませんが
実は1巻から伏線が張られまくりの上質ミステリー&サスペンスなのです。
夜見山中学3年3組はとある過去の事件により呪いがかかり、次々に犠牲者が・・・。
死の連鎖を止めるため恐怖の中、クラスメンバーは呪いから逃れる手段や謎を追求していく。
呪いをもたらす「Another=もうひとり」は誰なのか?それが物語の核です。
登場人物の言動や、絵で魅せる演出で随所に謎が散りばめられ、終始読者の不安感や猜疑心を誘います。
昨今の作品にありがちな「投げっぱなし」は無く、クライマックに向かって確実に伏線を回収していきます。
そしてラスト、その「もうひとり」の正体が・・・。
衝撃。斜め上からすぎて、推理漫画で犯人を知った時よりも遥かにすごい衝撃でした。
本当に久々の秀作に出会えました。
読み進めるほど加速していく展開で、おそらく続きが気になって仕方なくなると思います。
1巻を読んで気に入れば、残り3巻は一気読みをオススメします。