PS:FF8 ラスボスにジエンドファイナルファンタジーVIII モバイル

アルティメットヒッツファイナルファンタジーVIII

まず始めに、かなり人を選ぶゲームシステムです。
他のFFシリーズに慣れ親しんだ方も、最初は戸惑う事だと思います。
FF8の肝である、ジャンクションシステムがその原因。
まずFF8の世界ではG.Fと呼ばれる、召喚獣みたいなものをキャラクターに“装備”し、更にキャラの各ステータスの項目に魔法を“装備”することが基本。するとキャラクターが強化され、戦闘を有利に進めることができます。
魔法の数は各項目につき最大100個まで装備出来て、多ければ多いほど、そしてそれが強い魔法であるほど、能力は強化されるのです。
レベルの概念もありますが、こちらのレベルを上げると敵のレベルも比例して上がるため殆どレベル上げが意味を為さない。
つまり、このジャンクションシステムを使いこなすことができなければFF8はそこで終わりです。きつい縛りプレイになってしまいます。

この独特なシステム故、FF8というゲームは最初滅茶苦茶取っつきにくい。勝手が分からずただひたすら敵から、
ドロー(魔法やG.F.を奪う。一回につき5個、強力なものなら奪えなかったり1、2個しか得られなかったり)を繰り返し、テンポの悪いゲームだな…と思う人も多いでしょう。
自分も最初そうでした。

しかし、プレイを続けて行くうちにある事に気付きました。魔法をアイテムから精製出来る、と。
試しに精製してみたらかなり効率が良い。そして序盤でも強力な魔法が手に入れられたりする……。
それから一気にこのシステムにハマっていきました。
如何に効率よく強力な魔法を短時間でゲットするか、早くにゲットするか、そう考えてプレイし始めるともうゲームが違う。
敵が落とす素材から店で買える回復薬まで精製には活用できるし、また下位魔法から上位魔法を作ったり、まさに自由自在。
そして、ゲームも終盤に差し掛かるとこのシステムに夢中になっていました。

つまり、効率よく進める方法を考え、システムを能動的に楽しめて初めて、FF8の魅力に気付けるはずです。

RPGは敵と戦って経験値を得てキャラクターの成長をしっかり感じられてこそだ！　と考える人には間違いなく向いていない。
少し変わったシステムのRPGをという人にはお勧めできる。それじゃFFとしてどうなのかという声も上がるでしょうが、自分はそういうゲームとしてこのFF8を評価したい。

ストーリーは少し浮ついた感じもしますが、最後までやればしっかり感動できる良い物語だと思います。
アドバイスとして、先程述べた通り効率的なプレイを考えるとあまり使わなくなるドローですが、ボス戦では欠かさないようにしましょう(笑)
以上長くなりましたが、ファイナルファンタジー8、面白いゲームだと思いますよ。