ビバ!エンマ・ハウス
9と10とageHa mixを購入し、あとは何を買おうか迷っていたところでこちらのラテンのノリの良さそうなCDを購入させていただきました。
全曲ラテンで夏にぴったり!冬にもどんなシーズンでも夏の気分が味わえるノリノリCDだと思います☆
古い船をいま動かせるのは古い水夫じゃないだろう
このアルバムは、拓郎の原点です。
手元のアルバムには、広島フォーク村村長の伊藤明夫氏の言葉があるんですが、1970年フォークが日本を席巻していくことになる出発点となったアルバムです。
当時、ギターを抱えていた僕たちにとっては、広島フォーク村は憧れでさえありました。歌謡界の歌手による既成フォークではなく、若者が自ら創りだした文化が、フォーク村にあった様な気がします。
拓郎の「イメージの詩」は大変長い詩ですが、そこにはメッセージ性を存分に意識した熱さがあります。「色どられた世界」「ニワトリの小さな幸福」は、若者が見た社会の矛盾に抗しようとする姿勢が見て取れます。
バックに聞こえるのは、69年の新宿西口広場での反戦集会の模様。ここにも、彼らの熱を感じることができます。
しかし、音楽的にいえば素人集団でした。その後、フォーク村から発信されたフォーク熱は、フォーク・ブームとして日本を覆っていくことになりますが、この中に、拓郎がいたことが重要です。彼がいたからフォーク村は、日本フォークの発祥とたたえられたのかもしれません。
拓郎の原点として、このアルバムは貴重です。