GRADIUS ULTIMATE COLLECTION
自分が主に遊んだのは初代グラディウス〜グラディウスIIIやその頃の移植作品なので
馴染みの薄いタイトルも含まれていますが、印象深いAC版I〜IIIを純粋に収めたDISC1、
MSXシリーズのSCCサウンドが詰まったDISC4、ゲーム機の音源の進歩と共にシリーズを追うDISC5、
特徴あるPCサウンドが聴けるDISC7等。単に詰め込んだだけではなくディスク毎の構成が上手く、
流して聴くと知らない作品も含めて懐かしく楽しめるBOXでした。
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ただPC移植版で複数の音源環境が存在する場合、これらはいずれかひとつの音源が選択されており
それ以外の音源は未収録です。具体的には、
「MSX版グラディウス (SCC音源を収録/PSG音源は未収録)」や
「X68K版グラディウスII (外部MIDI音源MT-32とのミックスで収録/内蔵FM音源やSC-55は未収録)」
等といった作品ですが。
収録されているのは過去にサントラ化される機会が少なく、実機での再生環境としても希少な
以前から聴きたかった音源なので個人的には気に入っているのですが。完全収録を希望される方は
注意が必要かもしれません。
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他の目立った収録漏れとしてはPS版グラディウス外伝のオープニングムービー曲が
入っていません。この曲は過去の単独サントラでもアレンジバージョンのみ収録されており
ゲームバージョンは未収録だったので、何かCD化できない事情でもあるのかと思いきや
後続商品であるコナミシューティングコレクションにアレンジ&ゲームバージョンとも収録という形で
フォローされました。工程上の不備か、それとも事情があり遅れての収録となったのか、
何か説明があればいいのですが、メーカーサイトにも解説書にもこの件に関するコメントはありません。
入手困難な外伝のサントラの代わりにこのBOXを、とお考えの方はご注意ください。
また、その後続商品とのバランス関係なのか沙羅曼蛇シリーズが一切入ってないのも残念です。
グラディウスの名を冠していないから、と言われたらそれまでなのですが。
もしDISC4にMSX版沙羅曼蛇も盛り込まれていたら、特にMSX版はストーリー性が強いだけに
どれだけ良かったかと思います。
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古くからグラディウスやゲーム音楽が好きだった方なら楽しめる商品には違いないのですが、
気軽に薦めるには少々値が張りますね。
せっかくディスク毎のまとまりが良いので、テーマ毎に小分けで売ればいいのにとも思いますが
いまやすっかりニッチなジャンルなのでそれも難しいのでしょうか。
最近この手の商品にありがちな、DVDやフィギュア等サントラと無関係な特典での嵩増しが無いのは
良いのですけど。
個人的には★5つ出しても良いくらいの手応えはありましたが、上記の収録不足の部分など
万人に手放しではお薦めできない箇所もあり対外的には★4つとさせて頂きました。
GAME SOUND LEGEND SERIES コナミ・ゲーム・ミュージック VOL.4 ~A-JAX~
86年のVOL.1と比べると、ドえらい進化である。
この時代はもう半年クラスでアーケードの変革が起こっていて、ついて行く方も大変(笑)
コナミはバブルシステムを経て、沙羅曼蛇からはFM音源のOPM、さらにサンプリングDAチップを搭載し始め勢いづく頃だ。
A-JAXはキングレコードからもスーパー魂斗羅とのカップリング盤が出たが、両方所持していても私はあまり損とは感じなかった。
収録タイトルは隙のないラインナップ。
これを最後にコナミは完全にキングレコードへと移籍する事になる。
だから、コナミさん、キングレコードさん、フラックアタックやトライゴンの入ったサントラを是非復刻してください(笑)
グラディウスIII&IV~復活の神話~ コナミ殿堂セレクション
中毒的な要素が盛りだくさんの鬼畜グラディウスのカップリングです(笑)。
特にIIIは1周クリアだけを比較してもAC版のIとIIとですら比べ物にならないほどの難度の高さですので覚悟した方がいいです。
IVは3面道中が全ステージ中でもトップクラスの気合要素とクリアが安定しにくい難度の高さで印象が悪く、そのまま挫折してしまう人もいるかも知れませんが、2回くらいミスをすると難度が極端に下がってゆくので、案外と復活しやすいんですよね。
つまりノーミスで進めて行く難度より、何回かミスをし残機の少ない状態で進めて行く方が楽だったりします。
自分がよくやられやすい場所の復活パターンを練習しておけば1周クリアは見えてきます。
不満はパワーアップセレクトなどのシステムがIIIからIIに近い感じにスッキリと戻ったのはいいとして、ステージ構成がどことなくIIを意識しすぎているのはかっこ悪いです・・・。
あと6番装備(パワーアップセレクトで一番下の装備)以外はレーザー系の装備がやたら弱く、爽快感はシリーズの中でも最低です。
IIIは、ブラウン管TVでプレイしても動きがもっさりとしており操作感が悪いような気がします。フル装備で進んでいる時などは処理落ちで気になりませんが、9面の復活をやっている時などに気になりました。
他に気になったのはボスを倒した時の爆発音が小さい・・・。本来はもっとボコボコと派手な音が鳴ります。
このあたりだけが残念。
あと「詐欺判定」と呼ばれる敵や障害物の当たり判定が見た目と異なるという理不尽な要素がありますが(もともとこれはAC版からあった)慣れてゆけば怖いのは10面要塞面の最後の方に登場する青いカニ歩きの障害物のシャドーギアの時くらいでしょうかね。他はあまり気にならない。
本気でやり込むならいろいろ調べて予備知識を持っておいた方が良いです。手軽に遊べるものではないですが両作とも3面が安定してクリアできるようになるとどんどんおもしろくなってきます。
他のシリーズは1周クリアは余裕という人ならプレイする人はさほど選ばないかと思いますが、そうでない人はまずはAC版のII(サターン版かPS実機プレイ推奨のグラディウスデラックスパックかPSP版)あたりから慣れていくしかありません。完全に人を選ぶゲームですが、最近のSTGの主流である弾幕系でも味わえないような面白さがあり、技術と知識と根性が正確にそして完璧に問われるSTGです。
グラディウス3&4復活の神話
うまい人ってこれつるつるやりこなせるんですかねぇ〜私今までグラディウス123とかファミコンでしか知らないんですけど・・困った。オプションとかいっぱいつけて、バリヤとかはっても結局、自機が強くなった気がまるでしないんですよね。やられるときはあっという間・・・しかもそこからたち直すことがほとんど無理・・・・モード最易にしても難しいし、自機を増やしても難しい・・・なんか楽しさを超えて、あーしてこーしてと頭悩ますばっかりなんですけど。最強コマンド上上下下左右左右BAこれを使っても難しい。そんな速い球筋見切れないですよ。人間なんですから。
グラディウス ポータブル 公式ガイド ~レジェンド オブ I・II・III・IV・外伝~ (KONAMI OFFICIAL BOOKS)
「グラディウスポータブルの攻略本」と言うより、「アーケード版グラディウス(+外伝)大全」。
攻略以外にも、元「ゲーメスト」編集長、石井ぜんじ氏の当時を振り返るコラムが随所に掲載されています。
また、開発者インタビューが6ページ×5作品=計30ページあり、「ビックバイパー」の名前の由来や、設定資料なども公開しています。
20年以上の歴史があるシリーズですが、このような公式ガイドが出るのは初なので、貴重です。