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Romanian Fighter Colors 1941-1945 第二次大戦ルーマニアは多国籍の戦闘機で戦いましたが本書、同国の使用した全戦闘機種をカバーしており、収録された機体はPZL-P11b/c/f、同P-24、ホーカーハリケーンMk1、ハインケルHe112B、メッサーシュミットBf109E、G、同Bf110、IAR80で機体毎に簡単な実戦歴、迷彩とマーキング要領の解説がされ、その間に白黒写真とカラー塗装図が多数収録されています。

実戦歴ではP-11がI-16に対して若干の戦果を上げたことや、ハリケーンが比較的早く戦線から引き揚げられた事情なども記入されています。
ルーマニアの戦闘機にもディズニーのキャラクターを用いたものが、多く、また宣伝用に施された特殊な撃墜マークや戦意発揚の映画にMiG-3役に扮したHe-112Bなど注目すべきものがあります。
　またPZL-P11cはポーランド敗戦時に亡命した機体ですが、P-11bとfはルーマニア向けに輸出された機体でエンジンはcのブリストルマーキュリーでは無く、ノームローンK-9（マーキュリーのライセンス契約条項に第三国へのライセンス生産品の売却を禁じた条項があるため）に換装されています。特にfは排気管の配置が改められ、カウリング前縁が丸くなっており、容易に区別できます。

それからIAR社でライセンス生産されたBf109G6は機銃の給弾シュートをクリアするこぶ（ボイレ）の形状が異なっていることも注目です。
尚、ルーマニアが捕獲したI-16、MiG-3とFW190A8/F8の塗装図も収録されています。

モノグラフとして
IAR80、IAR81にはIar.80 and Iar.81: AG03: Airframe, Systems and Equipment (Aviation Guide - No Model Content)、PZL24にはPZL P.24 A-G (Monographs)、He112にはHeinkel HE 112 in Action (Aircraft in Action)Heinkel He 112 (Schiffer Military/Aviation History)など手頃な価格で入手可能と思いますので紹介させて頂きます。2012年5月3日追記

ハートカクテルアゲイン [DVD] ハートカクテルのLD　1~6を持っていますが雰囲気が少し違いますね。
以前のハートカクテルを「静」とするならハートカクテルアゲインは
「動」だと思います。
あまりにも動きすぎて以前の雰囲気を知る方は少し戸惑うかも
しれません。
前回よりも10年以上すぎていますからしょうがないかも
しれませんが・・・

それはさておき、豪華な声優の方々がハートカクテルの世界を
盛り上げてくれていると思います。
ファンの方なら買っても損は無いと思います。
以前のLDとビデオの1~6を高画質版で出してくれると嬉しいんですけど。

ヴァリアブルファイター・マスターファイル VF-1バルキリーメカニズムとしてのVF-1を詳細に解説した画期的な書籍。
機体構造は言うに及ばず、VF-0までを絡めた開発史、ガンポッドなどの構造や具体的な性能まで網羅した記事は読み応えアリ。

ただ他の人も指摘しているように、この手の書籍に付きものの美麗なイラストのレベルが低いのが残念。
バルキリーのCGは良くできた模型程度でそこそこ見られるのだが、背景のマクロスなどはナニコレ状態で正直萎える。
また折角CGを使うのなら、三面図も含めて統一したデザインで通して欲しかった。
完全変形のおもちゃまであるのだから、各形態の整合を取った決定版的なモデリングも不可能ではないと思うのだけど。

更には新規で描き起こした内部透視図も絵が小さめでイマイチ。
こういうのは巻頭か巻末に折り込みでドーンと入れるのが作法では？などとも思うのだが、透視図自体も過去のイラストの方が｢密度感｣や｢精密感｣に溢れていただけに、これはもう画力の問題なのかもしれない（田中清美さんの絵は凄かった・・・）とも思ったり。
あと、細かな構造の部分も実機の解説書見たくイラストが欲しかったよなぁ。

但し、現時点でアニメのメカ物でここまで突っ込んだ書籍がないのもまた事実で、メカニズムとしてのVF-1が好きな方には必携と言っていいかも。

次巻のスーパーバルキリー編（出ますよね！）では、不自由な宇宙空間での戦闘方法や、今回オミットされたコックピットの構造（個人的にコックピットの変形が一番矛盾に満ちていると思っているので）に言及してもらえれば満足ですが。

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