確かにへんてこりんな曲は多いけど、それなりにポップだし、中身も悪くないと思う。ゴーキーズに興味を持って、聴いてみようと思うような人たちなら、楽しめるんではないかと思う。僕は大好き。日本盤のボーナス曲もいいし、ジャケットもいいので、ぜひ日本盤で。 ブード・タイム 関連情報
『ひまわりの詩』("patio song/diamond dew")と同時期なので少々カブる曲があります。ノンキで、そこはかとなく珍妙な作品です。"diamond dew"や、"the wizard andthe lizard"は、田園風景の中でカエルがポヨンポヨン跳ねてるようなノドカさを感じます。大いなるド田舎の中で狂喜が熟成されていくと言えばいいのでしょうか…。平和さとクレイジーさが無造作にミックスしていて、ノホホ~ンとする感じです。ロック色の強い"TATAY"とか"GORKY 5"とも違うけど、2000年以降の彼らの静かなテイストに(かなり違うけど)少々通じるような静けさを感じられもします。現在の熟成された静寂には及ばない未発展な作品ではあると思いますが、これはこれで味わい深いです。日本盤ではボーナストラックが数曲収録されています。わりと雰囲気も壊れず収まっているし、確かほかの盤に入ってない曲なので、輸入盤でも充分だけど、気になったら日本盤を買ってみてはいかがでしょうか。 バラファンデル+3 関連情報
アン・イントロダクション・トゥ・ゴーキーズ・ザイコティック・マンキ
'94-'95年頃のシングル等をまとめた作品集。日本のみの編集盤だそうです。雰囲気的には"TATAY"のロック色と"BWYD TIME"の珍妙さを足して2で割ったような感じ。彼らのヘンテコでパワフルな点では最も彼ららしさが出ている、元気で病的な(?)作品だと思います。収録曲の1."MERCHED YN NEUD GWALLT EU GILYDD"と9."WHY ARE WE SLEEPING?"(カヴァー曲)と10."MEWN"は、ゴーキーズの中でも、とりわけ印象的な曲だと思う。これは'95年発売で、解説+歌詞(訳なし)つきの11曲セレクションですが、2003年に発売された"20(singles & EP's '94-'96)"にも、曲順違いで全曲入っているので、新たに買う方はそちらでもいいかもしれません。その"20"は確か輸入盤のみなので解説や歌詞は付いてないけれど、数曲の日本未発表曲が入っています。この"AN INTRODUCTION..."は曲目は少ないけど(単に聴き慣れて思い入れが深いせいか)どちらかというと私は、このセレクションの方が好きです。 アン・イントロダクション・トゥ・ゴーキーズ・ザイコティック・マンキ 関連情報