ホルヘ・ボレット ランキング!

ホルヘ・ボレット 愛の夢~リスト:ピアノ名曲集

リストと言うと難しくて、曲として楽しむより、ちゃんと弾けているかどうかを聞くだけでした。ただ、フジコ・ヘミングウェイだけは僕のお気に入りです。そんな印象でボレットを聞きましたが、フジコ・ヘミングウェイが情景を綺麗に(彼女の思っている情景ですね)見せてくれています。ボレットは変な味付けをしていないけれど、乾いた風を吹かせて、聞かせてくれました。前半部分よりも後半の曲が身近な分、入れ込んでしまってちょい感激しました。 愛の夢~リスト:ピアノ名曲集 関連情報

ホルヘ・ボレット ボレットの遺産/リスト&ショパン・リサイタル [DVD]

良くまとまった感じではないだろか? 基本的な演奏解釈は。巧くまとまっている。しかし、もう少し何かが欲しいと言ったところだろうか?少し物足りない感じがする。最後のリストの直系の弟子のボレット。やはり年には勝てぬと言った感じもする。リストは巧くまとめているが、ショパンに関してはやや疑問。技巧的な演奏をしているが、現在もっと技巧的なピアニストが多く存在する現実。やや不足さが隠せない。リストの表現解釈に重点を置いて聴いてください。これは勉強になります。 ボレットの遺産/リスト&ショパン・リサイタル [DVD] 関連情報

ホルヘ・ボレット 愛の夢&ラ・カンパネラ~リスト名演集

下のレビューの方もおっしゃるようにに、曲構成が素晴らしいです。夜の深まる頃、聞くと贅沢な気持ちになる、そんなアルバムです。ピアノを習っている子どもさんに聞かせるにも最適な作品かと思います。 愛の夢&ラ・カンパネラ~リスト名演集 関連情報

ホルヘ・ボレット リスト:巡礼の年

知っている人は知っている。知らない人は覚えてね。ホルヘ・ボレットの名を。ボレット以上にリストの叙情性を表現できる人がいるのだろうか。と思ってしまうほどである。およそ、リストはこけおどし的な大げさなジェスチャーで上っ面だけ豪華にしていて肝心の中身がだめで二流の作曲家だ。というような批判がある。そんな批判はともかく、つまりその批判が正しいかどうかはここでは問わないことにして、なぜなら音楽を聴くものは、演奏される音楽を聴いて感動できるかにかかっているのだから、ここではボレットの凄さを讃えようと思う。確かにリストは、技巧を駆使した難しいパッセージを多用しているが、しかしこのピアニストの手にかかれば、そんな箇所も夢のような表現に変化させてしまう。リストを聴く向きには、ピアニストの技巧性を楽しもうという態度もあろうが、そんなものには飽き飽きした人はこのピアニストの演奏に耳を傾けてみよう。新たな世界が開けるはずである。ボレットの手つきは鮮やかにして、繊細であり、一つ一つの音が磨きぬかれた真珠のようで、真珠でのいっぱいの宝石箱を想像していただくとよいだろう。あなたは、それを両手ですくい上げると、指の間から真珠がこぼれ落ちる。彼の演奏を聴くということはまさにそんな体験をするに等しい。特に、この「巡礼の年」はリストの叙情性がもっともよく発揮されている。彼の華々しい社交性とは裏腹の孤独な表情を見せている。そこを、ボレットは見事に引き出しているのだ。あなたは、そこに、物憂いリストが立ち現れるのを発見するだろう。ボレットこそは、リストを苦しみから解放させようと夢の世界に入っていった真のピアニストである。 リスト:巡礼の年 関連情報

ホルヘ・ボレット ボレットの遺産/リスト&ショパン・リサイタル [DVD]

 19世紀式ロマン的な演奏をする最後の巨匠といわれる、ホルヘ・ボレットのショパンバラード1番4番とノクターンの2曲および、リストのペトラルカのソネット第104番と第123番および第二年補遺「ヴェネツィアとナポリ」より3曲が収められている。  とはいえ、そもそもロマン的な演奏ということに対してわれわれは誤解しているのではないかということを認識させてくれる演奏である。 もちろんいい演奏である。しかし、この場合のロマン的な演奏というのは、19世紀後半から20世紀中ごろくらいまでに活躍した演奏家たちの系譜を継ぐ、という意味である。そして、それらの巨匠たちの演奏は、過度な虚飾を排した形式的にすっきりと収まった上品な演奏であるという印象が残る。これは、人間の内奥に迫りたいと思う方には少々物足りなさが残るかもしれない。 ボレットの演奏は、ディナーミックは幅広いが、さらさらした印象を受けるかもしれない。ギーゼキングほどではないにしても。しかし、そこがショパンとリストにおいては、逆に好感がもてるのである。上品な中にも、幅と深さがあるのがチャームポイントだ。 星を4つとしたのは、使用ピアノが、ボレット愛用のボールドウィン、実質は、ベヒシュタインだったといわれている、ピアノではなく、スタインウェイピアノである点である。楽器の音色で、曲の印象表現の印象が変化するので、このへんを知ることができないので満点にできなかった。 ボレットの遺産/リスト&ショパン・リサイタル [DVD] 関連情報




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