リンカーン弁護士 ランキング!

リンカーン弁護士 リンカーン弁護士 [DVD]

LAを活動拠点にする、刑事事件専門の弁護士ミック(マシュー・マコノヒー)の活躍を描く。邦題からして、リンカーンのような男なのかと思ったが、その内容は、コンチネンタル(リンカーン)の後部座席をオフィース代わりにしている異色の弁護士だ。刑事事件の専属とあって、『司法取引』で、依頼人の罪を軽減させることを得意としている。主に・依頼人は、娼婦や麻薬絡みの連中で、グレーゾーンの顧客を相手にしているが、法廷では、裏技を駆使し、その報酬は大金を要求する、小悪タイプの弁護士だ。そんな彼の元に、殺人未遂容疑で告発された、御曹司ルイスから弁護の依頼を受ける。当初は・司法取引で軽減させ、その見返りの報酬を得るはずだったが、無実を主張するルイスは、司法取引を断固拒否する。事件決着は、法廷に持ち込まれるが、事件の資料を集める中で、4年前にミックが担当した殺人事件に、依頼人であるルイスが関係をしている新事実が出でくるのだが・・・。作品の作りは、一言で『地味』地味な法廷映画だが、裏技を駆使し、報酬目的の悪徳弁護士風の男(ミック)だが、体の中には正義の血が流れている。高度な戦術を駆使する弁護士なので、法廷での検察との駆け引きは面白いが、地味な作品なので、冒頭は『何これ?』という感じだが、事件の真相に入り込むと、段々と面白くなってくる作りだ。派手な暴力場面や、怒号も存在しないので、この手が苦手な方でも安心して観られる。グレーゾーンの顧客を相手にする、大人の世界で生きる頭脳派の弁護士を描く地味な作品ながら、法廷ドラマとしては、上物の作品のようにも思える。 リンカーン弁護士 [DVD] 関連情報

リンカーン弁護士 Lincoln Lawyer

マシュー・マコノヒー主演『リンカーン弁護士』のサントラ。そのスコア盤。作曲はソダーバーグ版『ソラリス』のクリフ・マルチネス!!『ソラリス』のサントラが現在も多くのリスナーに愛されているマルチネスですが、ストーリーを追いかけるタイプの映画の場合は作曲の自由度が低いのではないか、とこのサントラを聴くまでは余計な心配をしていたのですが、・・・全くの杞憂でした!マルチネス自身にとっても会心作だったようで、ジャケット裏の寄稿文にその自信のほどが伺えます。雰囲気は『ソラリス』ではなく、むしろ『トラフィック』や『NARC/ナーク』に近いです。ですが、『トラフィック』や『NARC/ナーク』よりも上質。1枚のCDとしての聴き応え・満足感があります。ジャケット画像からは「凡作」のニオイが漂いますが、映画もサントラも、快作です。オススメです。 Lincoln Lawyer 関連情報

リンカーン弁護士 証言拒否 リンカーン弁護士(上) (講談社文庫)

マイクル・コナリーの第23作目、リンカーン弁護士シリーズの第4作目にして、コナリー最長となる大作。ハードボイルド・リーガル・サスペンス小説。まだ、上巻。楽しみは下巻へと続く。家を差し押さえられたシングル・マザーのリサ・トランメルに大手銀行副社長殺害の嫌疑が掛かる。無実を訴えるリサの依頼を受けたミッキー・ハラーは彼女の弁護に乗り出すが…事件を巡り、渦巻く人間の欲望…今回、ハラーに対峙するのはハラーが一度も勝ったことのない辣腕検事。始まったばかりの法廷での攻防も興味深いが、ハラーを襲った暴漢の正体も気になる。『ナイン・ドラゴンズ』で夢の共演を果たしたハリー・ボッシュも少しだけ登場する。 証言拒否 リンカーン弁護士(上) (講談社文庫) 関連情報

リンカーン弁護士 リンカーン弁護士(上) (講談社文庫)

マイクル・コナリーの最新作は、おなじみのボッシュシリーズではなく、ロサンジェルスの刑事弁護士を主人公としたリーガル・サスペンスもの。法廷での論争中心というわけではなく、コナリーらしい、複雑なプロット、主人公の内面描写が面白い。まだ上巻で、ようやく事件の謎が見えだしたところだけど、単純には進まないんだろうな。 リンカーン弁護士(上) (講談社文庫) 関連情報

リンカーン弁護士 証言拒否 リンカーン弁護士(下) (講談社文庫)

ストーリーは本作執筆時点(2011年)の時流に乗ってサブプライムローン問題に絡めた事件です。コナリーのストーリテラーぶりは健在、テンポよく事件、調査、そして公判へと入っていきます。ただ弁護士にとっても検察にとっても「決めて」に欠く裁判の流れの中で、どのような戦略で裁判を闘っていくが主題ですが、その周りの複数の小さな事件が公判中の裁判と絡まって進んでいきます。リンカーン弁護士も本作で4作目。アメリカの司法制度も大分理解できたとは言え、日本人にとってはアメリカの不可思議で馴染みのない裁判制度や慣習もあり、特に本作では裁判の流れの決め手となるある出来事が、少なくとも私の知識では「なぜそれが重要なのか」「なぜこの結果に結びつくのか」が理解できませんでした。訳者あとがきでもこの点は触れられておらず、この点だけは読了した今でもスッキリと私の中で落ちていません。とは言え、小説としてはもう結末が気になって気になって、睡眠不足であり且つ仕事までもサボって読んでしまうこと間違いなし。コナリーファンであればもう十二分に満足出来ることは保証します。本書がコナリーの最高傑作かどうかはわかりませんが、リンカーン弁護士シリーズの中では真鍮の評決と本作で私の中では双璧な面白さでした。ただ初コナリー、初リンカーン弁護士であれば、リンカーン弁護士の第1作目か、ボッシュシリーズを読まれることをお勧めします。アマゾンプライムビデオの「BOSCH」シーズン2もすでにアメリカでは公開されたようで、おそらく日本での公開は夏頃でしょうか?それまでにコナリー次作のボッシュシリーズ「The Drop」日本語訳版の刊行を間に合わせたい、と訳者の古沢氏があとがきに記されています。出版社、訳者様には是非とも実現して欲しいですが・・・・どうでしょうね。期待していますよ! 証言拒否 リンカーン弁護士(下) (講談社文庫) 関連情報




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