ホロコーストとは ランキング!

ホロコーストとは 「歴史認識」とは何か 対立の構図を超えて (中公新書)

 国際法学者として、戦争あるいは植民地支配の、いわば「後始末」のあり方に向きあい、研究と実践を重ねてきた著者に、江川紹子がインタビューする。 「取り上げるテーマは、東京裁判、講和と国交正常化、戦争責任・戦後責任、『慰安婦』問題、『歴史認識』問題の歴史と国際比較(p.vii)」である。 「こうした主張は明らかにまちがっています」「およそ学問的基礎を欠いている」等、事実認識のレベルでは厳しい発言をしつつも、「理屈だけでなく人間の感情、情感の面も大切に(p.vii)」しようとする著者の語り口は、対立する主張に対しても暖かく、何というか度量の広さを感じさせる。それは、「自分の考え自身を絶えず疑いながら、その考えに従って行動(p.224)」することと表裏の関係にあるのだろう。 また、著者は、「大部分の人間は俗人だし、国家というのは……人間よりもっと悪い行動をとる」とリアルかつシニカルな世界観を示しつつ、「世界で生きていくうえで、わたしたちは、『よりましな悪(lesser evil)』を求め、それを積み重ねていくしかない(p.223)」と、未来がより良くなることに希望をつなぐ。 触発された箇所に傍線を引いていったら、傍線だらけになってしまった。 「歴史認識」とは何か 対立の構図を超えて (中公新書) 関連情報

ホロコーストとは 「ユダヤ人とイスラエル」がわかれば「世界の仕組み」が見えてくる (ワニブックスPLUS新書)

アメリカがシリアを攻撃したい理由や、エジプト・ムルシ政権潰しの裏に思いをめぐらしたくなる。 「ユダヤ人とイスラエル」がわかれば「世界の仕組み」が見えてくる (ワニブックスPLUS新書) 関連情報




Loading...


ここを友達に教える