「ロールスロイス」いかがです？差し押さえ品ですが(16/02/04) ロールス・ロイス

ロールス・ロイス&ベントレー (ワールド・カー・ガイド)

ロールスロイスの本はあまりないけどこの本はかなり良かったです。ただ残念なのが最新版じゃなくかなり古い本なのでBMWの傘下に入ったNEWロールスロイスが乗っていないのがロールスロイスファンにとっては非常に残念なところです。でもある程度楽しめますよ。ロールス・ロイス&ベントレー (ワールド・カー・ガイド) 関連情報

黄色いロールスロイス [DVD]

私にとって、3大、愛の映画、のひとつです。オムニバスで3つの話が語られ、そのどれもが、1台の魅力的な黄色いロールスロイスが人手に渡ることで繋がっています。誰が発案したのか知りませんが、映画のつくりとしてもおしゃれでゴージャス！第1話はジャンヌ・モローとレックス・ハリスンです。外交官かなにか、セレブなカップルで夫は妻を愛して満足しており、黄色いロールスを妻に贈るのですが、妻は実は不倫をしていた。それが現実。でも、みんなの手前、夫婦はうまく行っているふりをしないといけない。その、顔はにこやかにして、心の中、口の中は、砂をかむような味気なさ、まずさを味わっている。不毛でつらいのですが、でもおろかな愛すべき人間たちの人生には、こういうシチュエーションもあるよね・・・と、年をとると優しい気持ちで見ることができます。モローの衣装は当時彼女の恋人だったディオール？が全部デザインしているので、息を呑むほどの美しい衣装の数々！です。ゴージャスの中の愛の悲しみ。もちろん、彼女は愛しているのは夫なのです。不倫相手は恋人、なのです・・・大人の男女の情愛の機微をこれ以上ないくらいの豪華な役者と衣装と車、で描いています・・・すごい・・・第2話は私がもっとも好きなラブ・ストーリーです。マクレーンがマフィアのボス、ジョージ・C・スコットの情婦。最初はボスが故郷のイタリアの美しさを彼女に少しでも分かってもらいたいのに、アメリカの田舎娘の彼女は食べてばかりでちっともそんな感性も奥ゆかしさも、ありゃしない。ところが彼女は、ボスがいない間に、ハンサムなその日暮らしの若造ドロンに恋をする。本物の愛で、駆け落ちすることにする。二人が恋に落ちてゆく、イタリアのネロの洞窟の美しさ・・・恋のおもいで・・・でも、彼女の男は普通の男じゃない。やくざのボスだった。メンツがある。そのことを、運転手でお目付け役のアート・カーニーが彼女に分からせる。命あってのモノダネよ・・・だから、愛するドロンのために、身を引かなきゃならない、と決心するマクレーン。そして、彼なんか最初から遊びだった・・・という振りをして、彼にあきらめさせる演技をする。それをし終わった後、まるで命を魂をもぎ取られたみたいに、悲しみのなかに歩いてくるマクレーン。自分の思いを犠牲にして、彼のために行動した・・・最愛の恋人と別れたけど・・・一皮向けたマクレーンには、イタリアの花火の美しさがわかるようになる。心にいろんな思いが湧いて、ものの美しさが心にしみるようになったのだ。留守中彼女に何があったのか、ちょっとだけ想像するも、彼女がより奥深い心の女になったことを喜んで、まあ、満足するボスのスコット。ああ、これが人生の男女の機微でなくて、なんであろう！！！というような、すてきな物語です。最後の話はバーグマンとオマー・シャリフで、見返り目当てに男を助けたバーグマンと、本当に正義のために行動している男の、すれ違い・・・といったところでしょうか。どのエピも、大変大人で、大人が大人の顔していろいろ味わっている苦汁や失敗を、さらにクールで愛情深い観点から、描いて見せている、と思います。すばらしいです。黄色いロールスロイス [DVD] 関連情報