塚本晋也読本 SUPER REMIX VERSION

実に素晴らしい充実度だった。塚本作品のすべてが微に入り細にわたって網羅されている。監督インタビューも非常に丹念なものだった。新作鉄男the bullet manの女優二人の話も興味深かった。これを読んでまだ観た事がなかった塚本晋也出演映画を観てみたくなり、買いあさっている。そのくらい魅力的な紹介をしているのだ。ファンではなかったが、たいへん感銘を受けた。映画好きなら買っておいて良い。 塚本晋也読本 SUPER REMIX VERSION 関連情報

Peach どんなことをしてほしいのぼくに [DVD]

　歌手・岡村靖幸主演作品で、正直言って「映画」としての完成度はあまり高くない、がいい。岡村演じる同名の日々ナンパに精出すミュージシャン志望のモラトリアム青年と、金山一彦演じるピザ屋で働く「キンタ」、２人が密かに恋心を寄せていると思われる（しかし決して抜け駆けはしない）「エリコ」。３人の微妙なバランスの上に物語は展開し、それに岡村の数々の曲が彩りを添える。　あの頃はケータイもメールもなかった。茶髪だって稀で、金髪の一般人なんて多分いなかった。それでも友情は育まれ、恋愛は生まれた。なにかあると「友だちでしょ～」というひと言が切り札になり、「絶交だっ！」と酷く腹を立てても翌日にはまた昨日と同じようにつるんでいる「靖幸」と「キンタ」の男の友情が、私はいいなぁと思った。 Peach どんなことをしてほしいのぼくに [DVD] 関連情報

狙撃~THE SHOOTIST~完結篇 [VHS]

　狙撃シリーズ第一作にハマッテしまい、すべてのシリーズをそろえました。20年近く前の作品のため、仕方なくレンタル落ちのUSEDをゲット。だって、20年まえ私は小学生だったんだもん・・・　で、感想ですが、第２作目のアクション色を強くした作品イメージから再び、第一作目のようなハードボイルドサカラーを強くした作品へと戻りました。作品タイトル「狙撃」シーンも、２作目は少なかったですが、本３作目で見事復活！スコープをのぞくかっこいい狙撃者仲村トオルさんのシーンもたくさん観られます。　一方ここからはあくまで個人的感想ですが、ストーリー展開としては、私は1作目が一番好きです。あぶでか時代からの絡みのある、中条さんとのコンビを組んでの仕事、その辺の設定が、本格的に暗殺を業にしている感がリアルに伝わっていました。　そして３作目のいいところは、仲村さんの孤独な暗殺者オーラが作品全編から伝わってきます。まさに、当時の仲村さんの一大イメージ転換となった作品です。お勧めの作品です。 狙撃~THE SHOOTIST~完結篇 [VHS] 関連情報

「リング」の高橋洋・監修、新たな恐怖があなたを襲う�