がぁ~でぃあんHearts(8)<がぁ~でぃあんHearts> (角川コミックス・エース)
ソウド化した和也の呪縛を解いたひな達その後、和也の奪い合いが始まり、真夜が和也に急接近していくそれに危機感を感じたひな達は、それぞれ和也にアピールしていくその最中ひなはレン先輩からソウドに関わった全員を確保すると聞くそれに対する、ひなや和也達の対応は・・・ がぁ~でぃあんHearts(8)<がぁ~でぃあんHearts> (角川コミックス・エース) 関連情報
人間と妖怪が普通に共生している世界観の下で、生徒の大部分が妖怪で構成されている全寮制の女子校・杏樹学園に、成り行き上女装して転入する羽目になってしまった男子学生・伽峨覚夜を中心とした学園ラブコメディモノの第2弾。人里離れた女子校(しかも全寮制)にただ一人存在する男子、及び多くの妖怪は人間と主従関係(人間=主・妖怪=従)を結ぶ事を誉れと考えていると言う、二重の意味で人間の男子学生にとっては超ハーレム状態の設定となっている作品であり、ストーリー展開も、主人公(妖怪が怖い)が周囲の女性キャラ(妖怪)からモテまくって四苦八苦すると言う、正しくハーレム系ギャルゲーそのもの、ある意味開き直ったようなお約束の展開となっていますので、極めてターゲットを絞った作品であると言えますね。こういったジャンルが受け入れられない方は端から度外視した内容ですのでご注意を。第1巻ではダブルヒロインと位置付けられているネネ・巴姉妹と覚夜の絡みがメインでしたが、今巻からは茶紗、未央、フレアといったおちこぼれ寮の面々も(少しずつ意味合いは異なっているものの)覚夜を巡る鞘当に参戦、その上覚夜に妖怪に対するトラウマを植え付けた幼馴染までが絡んできて、益々ハーレム度合いがヒートアップしています。可愛いエロ系と言った絵柄からも、単なる"萌え"狙いオンリーの作品とも見えますが、それぞれのキャラの想いはちゃんと活かされた展開が練られていて、ストーリー的にも結構楽しめる作品になっているのは良いですね。絵的には1巻程の露骨さ(不自然さ)は減っているものの、エロ・シモネタ要素は相変わらず多いのですが、割とアッサリめに下品さを感じさせないレベルで抑えられていますので間口は広そうです。とはいってもごく普通にバストトップは描かれますし、男の生理現象や自然の欲求等も普通にネタにされていますので、そういった内容を好まない方は要注意ですね。 まるごと 杏樹学園(2) (カドカワコミックスAエース) 関連情報