わたしを離さないで ランキング!

わたしを離さないで

とにかく扱いやすく、目に優しい。無料のコミック誌なども試してみたが、こちらの方は表示のレスポンスや残像があったりで違和感を感じるが、こと文字を読むという点では、紙に印刷されているものとの違和感もなく、それ以上に、年齢に応じて小さな文字が読みにくくなった小生にとってフォントの調整ができるのは何より。購入後早速下町ロケット2の予約購入をし、出版日当日にはダウンロード。書店の無い片田舎の我が町には本当に便利だと感じた。 関連情報

わたしを離さないで The Remains of the Day

  20年程前同僚に勧められてpaperback 版を借りて読み、とても感動したのだが、ひとの本に書き込みは出来ないので、すぐに自分のものを買って、今度は気に入った文章や表現に下線を引きながら読んだ。表紙はAnthony Hopkins とEmma Thompson の映画スチール写真であった。(このDVD も発売と同時に買った。)次にはNigel Hawthorne 朗読のカセットを買い、通勤の車の中で何度も聴いた。そして今度、この小説がEveryman’s Library に取り上げられたのを知り、hardcover 版が欲しくなってまた買ってしまい、先日読み終えたところである。  この小説の哀感溢れる内容、静謐でありながら宝石のように光を放つ文体の素晴しさについては、多くのレビューワーの方々が語って下さっているので、特に付け加えることはない。ただ1つだけ未だ語られていないことを(蛇足かもしれないが)申し上げておきたい。それは“The Remains of the Day” が書き始められたのはKazuo Ishiguro 氏31歳の時、上梓されたのは34歳の時だったと云うことである。30代前半にして、老齢の(恐らく60代半ばの)Butler、 Stevens の気持をあれだけ描ききったことは、本当に驚きとしか云いようがない。作家の想像力とは斯くなるものか。  氏の作品はその後全て読んだ。“When We Were Orphans”、“Never Let Me Go” は良い作品だが、 “The Remains of the Day” には及ばないと思う。 The Remains of the Day 関連情報

わたしを離さないで Kindle Wi-Fi、ブラック、キャンペーン情報つきモデル、電子書籍リーダー

どんな人間が書いたかは重要なことだと思いますので、まずそれを書いておきます。普段スマホもタブレットも使っていません。家族共用のタブレットはありますが、私は全然使わないので息子のゲーム機のようになってしまいました。PCは普通に使います。40代です。電子書籍はPCに何冊か入っていますが、PCでは読む気になれず、どれも初めの方だけ読んでそのままになっています。決して読書家と胸を張れるわけではありませんが、紙の本は人並みか、それ以上には読むのではないかと思います。以前は「電子書籍なんて」と思っていましたが、半年ぐらい前に家電量販店でKindleを触ってから興味を持ち、情報を集めたり、他の電子書籍リーダーも含め店で触ってみたりしてきました。いろいろ考えてやっぱり買うならKindleだろうと思っていたのですが、本当に買うほどのものかという迷いもあり、しばらく様子を見ていたら、低価格モデルが出たので買いました。届いてから3週間ぐらい経ちますが、今のところ期待通りです。非常に読みやすい。快適に読書ができ、いつも持ち歩いています。紙の本の延長で考えているので、ライトがないのも特に問題だとは感じません。ページ送りもスムーズで、時々白黒が反転するのも、普通に読書をする分には気になりません。本を買うのも簡単で、というか、簡単すぎて怖いぐらいです。老眼が出て来ているので、字を大きくできるのもよいです。ただし、この点は過大に考えない方がいいとも思います。字が大きくなると当然一度に表示される文字数は少なくなります。そうすると、何か落ち着きません。集中度が下がるような気がします。一度に視野に入る情報量が少なすぎるからでしょうか。原因はわかりません。で、当初より文字サイズを一段階小さくしたら、少し落ち着いて読書できるようになったように思います。辞書を気軽に引けるのもいいです。英語はもちろんですが、むしろ日本語の辞書を引く機会が増えたと感じます。今までなら通り過ぎていた言葉でも、簡単に引けるのでつい引いてしまいます。(それがいいことかは別問題かもしれませんが)マンガも何冊かダウンロードしましたが、ちょっと私には無理のようです。Kindleの反応とかそういうこと以前に、字が小さくて読めません。拡大はできますが、そうすると画面にページ全体が収まらなくなり読むのが面倒です。充電器は家にある他の機器のものを利用し、カバーも百円ショップで見つけた、レザー風カバー付きの手帳の中身を抜いて、両面テープでKindleを貼り付けて使っています。で、そのカバーごとすっぽり入るソフトケース(これも百円ショップです)に入れて持ち歩いています。Kindleストアの品揃えがいかに充実しようと、すべての本をKindleで済ますことはできないと思いますが、途中で何度も前を参照したりせず初めから順番通り読んでいけばよい本であれば、Kindleで十分読めると思います。現時点では、自宅の本の増殖を多少なりとも遅らせられるのではないかと期待していますが、実際どうなるかはもう少し使ってみなければわかりません。紙の本と電子書籍の違いについてはいろいろ言われていますが、どこまでが本質的な違いで、どこからが単なる慣れの問題なのかわからないことも多いので、自分で実際に使って確かめていきたいと思います。Kindleは眼が疲れにくいという点で紙に近くなっているので、違いを見極めるにはよいように思います。現時点では、今後私の読書の一部はKindleに移行していくように感じています。 Kindle Wi-Fi、ブラック、キャンペーン情報つきモデル、電子書籍リーダー 関連情報

わたしを離さないで レイチェル・ポートマン/オリジナル・サウンドトラック 『わたしを離さないで』

TBSのドラマからの興味で購入しました。映画版のサウンドトラックが非常に抑制された音楽で、作品世界の闇のテーマを際立たせていたと思います。 レイチェル・ポートマン/オリジナル・サウンドトラック 『わたしを離さないで』 関連情報

わたしを離さないで Never Let Me Go

カズオ・イシグロ原作、イギリス・アメリカ合作映画『わたしを離さないで』のサントラ。作曲は『Emma エマ』でアカデミー作曲賞受賞のレイチェル・ポートマン。イギリスの原作で、イギリスの俳優で、イギリスの作曲家。アメリカにも美しい旋律を奏でる作曲家は多くいるわけですが、レイチェル・ポートマンが起用されて良かったと思っています。レイチェル・ポートマンの仕事ぶりとしてはいつもどおり。新しいことに挑んでいない。それも確かです。4つの楽器を組み合わせて曲を構成。バイオリンを基調に、チェロ、ハープ、そしてピアノ。それこそ『Emma エマ』や『サイダーハウス・ルール』、あるいは『スモーク』のときの音楽と同じ。激似です。しかしこのサントラの最後の2曲で突然「変調」します。映画では挿入歌として使われているこの2曲がサントラとしてはいいアクセントになっていて、「普通のサントラ」ではないと感じさせます。原作自体が「普通の小説」ではないので、この映画も「普通の映画」ではありませんし、だからこのサントラも最後の2曲で「ただならぬ雰囲気」を醸します。入念に構成された、いいサントラです。 Never Let Me Go 関連情報




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