神秘家列伝 ランキング!

神秘家列伝 神秘家列伝 其ノ四<神秘家列伝> (角川文庫)

 本巻では五人の人物をとりあげています。「あとがき」を読んで、正直たまげました。    「神秘家列伝」というけれど、いってみれば変わり者の一団ということになる(388頁)なんと「神秘家列伝」とは水木先生が興味をいだいた人物の伝記だったのです。そうなると「神秘家」という表題はとくに重要ではないということになります。先生の興味を引いたのが、たまたま、目に見えない世界にかかわった人物に集中したというぐらいの意味合いしかないからです。ともあれ先生のお眼鏡にかなった、選りすぐりの「強力な変わり者」をまとめて読めるというのは貴重なのではないでしょうか。本巻の解説もこの点について整理を行っております。あわせてご覧ください。〈目次〉仙台四郎天狗小僧寅吉駿府の安鶴(左官)柳田国男(民俗学者)泉鏡花(作家)「生きる道に影響を与えた先達の記録」(小松和彦) 神秘家列伝 其ノ四<神秘家列伝> (角川文庫) 関連情報

神秘家列伝 神秘家列伝 其ノ壱<神秘家列伝> (角川文庫)

読後、神秘的なものは、宗教というより哲学的なものを感じる。水木先生の「見えないもの」研究報告。 神秘家列伝 其ノ壱<神秘家列伝> (角川文庫) 関連情報

神秘家列伝 神秘家列伝 其ノ弐<神秘家列伝> (角川文庫)

安倍晴明、長南年恵、コナン・ドイル、宮武外骨が登場神秘家とのくくりにされていますが、ジャーナリストの宮武外骨を取り上げている点が流石、水木氏水木氏の作品にはしばしば風刺的な側面がみられる相通ずるものが、あったのだろうか安倍晴明は、しばしば美青年として描かれることも多いしかし、水木氏の造形はそうでは無い必要以上に美化しない、その姿勢は素晴らしい現在に伝わる「いざなぎ流」に触れるなど、幅広い考察がなせれていた長南年恵彼女のことは全く知りませんでしたある意味彼女が一番神秘家らしいアメリカン・インディアン ホピ族ニューブリテン島のバインニング族 等など様々な民族の儀式との比較考察は特に興味深かったホームズの著者として有名なコナン・ドイル彼は心霊主義者でもあった後に捏造だと判明した妖精と少女が写った写真を信じていたドイル心霊主義者ゆえに信じたいから信じてしまったという否定的エピソードも掲載されており、比較的公正な立場で描いているのが、非常に好印象だった 神秘家列伝 其ノ弐<神秘家列伝> (角川文庫) 関連情報




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