藤沢周 ランキング!

藤沢周 第一三共ヘルスケア クリーンデンタル 100g 【医薬部外品】

右側の下の奥歯が指で触るといごく感じがしたので、数年前より使用していますが、歯茎がしっかりしてきたと行きつけの歯医者さんに言われます、私自身も自覚できます。歯医者泣かせの歯磨き粉だと思います。価格がもう少し安くなると助かります。 第一三共ヘルスケア クリーンデンタル 100g 【医薬部外品】 関連情報

藤沢周 武曲 (文春文庫)

装丁、表題、字体の美しさで思わず買ってしまった。本の帯も最近ありがちな大仰さがなく、内容の論点だけを述べている。内容は時代物でなく、青春文学っぽい。1人の少年が、全然興味のなかった剣道へと目覚めていくストーリーだが、あらゆる場面でその対峙している緊張感が伝わる。剣道をしていなくともこの緊迫感は味わえる。剣道に経験のある人ならかなり楽しめる。面金の向こう側の表情にこちらまで気圧される。確かにド素人がいきなり才能を見せつける部分はやや現実味に欠けるが、エンターテイメントとして割り切れば許容だ。筆者のボキャブラリーの多さか、剣捌きの描写は見事な筆致である。さながら山本兼一か葉室麟のを読む昂揚感がある。ぜひこの筆者にも歴史小説を書いてもらいたい。ただ、現代の高校生を主人公としているため、今風の妙なニュアンスの言葉遣い「ちがうんじゃね?」のようなセリフがそこかしこに出てくるため、やや興ざめする。その点で「−1」とした。 武曲 (文春文庫) 関連情報

藤沢周

藤沢周という作家は、旅行記を書いたり、NHKの紀行物に出演し感想を述べたりしている作家です。また、中日新聞日曜版の読書感想欄に書評を時々乗せておられます。この人の書きぶりは、衒いが無く真っ正直なお人柄がしのばれ、しかも男らしくさっぱりした気性のように見受けられるので、私は好きです。 さて「界」は、新刊の純文学だということなので、読みました。 内容は、新潟の温泉に始まり、佐渡、指宿、京都、岡崎、最後は東京、など全部で9か所をを旅する主人公(作者自身と思われる)の見聞と感慨が、それぞれ9つの短編にまとめられています。基本は小生が愛読している紀行文が基礎になっていると思われます。即ち上にあげた色々な地方の、本当に片隅の市井における人々の営みを、著者が観察しているのが、この本の内容です。但し純文学なので、著者は生真面目に(?)男女関係をその土地の風土における感慨にからませて登場させます。どの短編においても必ずスマホがなって、主人公の恋人と思われる女が割り込んできます。そこで主人公は色々な思い出や悩みにとらわれるということになります。「界」というのは、主人公が見聞する俗界と主人公の内面の精神界をあらわすのでしょうか。スマホが必ず鳴るのは、著者の生真面目さをあらわすのか、それとも読者の反応を見たくてからかっているのでしょうか。 ともあれ、私はドキュメンタリー派で普段は純文学をあまり読まないので、この本の基調である紀行文の部分を好みます。著者とともに市井の隅の小料理屋に上がりこみ、熱燗を取り女将の差し出す小鉢をつつきながら、いつまでも飲んでいたいような気持になります。 なお、この本には前書きも後書きもなく、9つの短編が無造作にぽんと差し出されているだけです。著者のことを全く知らずにこの本を読んだ人は、藤沢周という人は一体どういう人なのだろうかと、しばし考え込むことでしょう。  界 関連情報




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