星界の紋章 VOL.3 [DVD]
(総合5.5/10点)
第5話「ゴースロスの戦い」★★★☆☆6/10点
巡察艦ゴースロス、最期の執念。直接的な艦隊戦の描写は少ないものの、
第2級戦闘態勢からきめ細かい機関、艦砲、戦術描写がスペースオペラの
壮大さを盛り上げ、緊迫感と絶望感を煽ります。ラフィールの温かな笑顔と
対極的に終局を描き、悲劇の辛辣さを強調しているのもやるせない気持ちに
させられました。
第6話「不可解な陰謀」★★★☆☆5/10点
補給のため立ち寄ったフェブダール男爵領地での一悶着。
王女であるラフィールを恐れ、敬うその過剰すぎる「下々」の者の
慇懃無礼な振る舞いに苛立ちます。真摯な態度ではなく、相手の立場を
流用したかのような自己顕示と自己満足に駆られる「小物」ぶりを
遠まわしに描いた渋い仕上がりです。前回の信念の強さとは裏返した
器の小ささ、人柄の矮小さを魅せ付けています
S RED ザ・スニーカー100号記念アンソロジー (角川スニーカー文庫)
吉田直&安井健太郎「トリニティ・ブラッド apocrypha Hard Rain」
安井健太郎が描くトリニティ・ブラッドの世界
三田誠「レンタルマギカ 魔法使いの祝祭」
クリスマスのレンタルマギカ
岩井恭平「消閑の挑戦者 夏のドミノ」
消閑の挑戦者の前日談
林トモアキ「パリエルがしがしいきましょう!」
どじっ娘メイドとねぼけ少年領主さま
冲方丁「オイレンシュピーゲル 三匹のタンタン・タカタカ・タンタンタン」
シュピーゲルシリーズのプロトタイプ
森岡浩之「いつものように爽やかな朝」
限定空間でのタイムリープパニックもの
星界の断章オーディオドラマCDブック with 星界の紋章&星界の戦旗
戦旗の続編が全然出なくて、もうがまんができなくて、
書き下ろし短編小説の断章「出奔」、目当てで買いました
すいません、CDは忙しくて、まだ聴いてません
「出奔」の主人公はドゥヒール王子様
彼の若さゆえの過ちの話です
でも、さすがアブリアル
決断力と肝のすわりかたは、なかなかです
ラストで颯爽とラフィールが登場します
久しぶりの星界、堪能しました
星界の紋章 VOL.7 [DVD]
この物語に悲しい結末は似合わない。最後にはきっと全てがうまくいくだろう。そう思って見ていたので、「あぁやっぱりな」と思った。しかし、結果は予想通りでも、それに至るまでのプロセスは、第1巻から貫かれている華々しくも厳粛な雰囲気に包まれており、非常に見応えのあるクライマックスとなっている。物語はこの巻でいったん区切られるが、エンディングを見ると、まだまだこの二人(ジントとラフィール)の冒険談は続くのだな、と感じる。ちなみに次のシリーズ「星界の戦旗」も自分にとって一押しアニメのひとつである。
星界の断章〈2〉 (ハヤカワ文庫JA)
収録内容
「併呑」『星界の紋章ドラマCDボックス』付録(2005年10月)
星界の紋章 前日談 ハイド伯爵誕生の真実?・・・
「嫉妬」『星界の紋章フィルムブック1』(2001年5月)
星界の紋章 前日談 デルクトゥーでの若き日のジント・・・(いやー男の子だね(笑))
「着任」『星界の戦旗ドラマCDボックス』付録(2005年12月)
星界の戦旗 前日談 バースロイル着任前のサムソン・・・
「童友」『星界の戦旗2ドラマCDボックス』付録(2006年2月)
星界の戦旗1 後日談? バースロイル爆沈後、ヒマなエクリュアの前に・・・
「転居」『星界の戦旗3ドラマCDボックス』付録(2006年4月)
星界の戦旗3 前日談 ハイド伯国へ向かう前にジントは・・・
「謀計」『星界の紋章フィルムブック3』(2001年7月)
トライフが修技館時代に・・・
「球技」『星界の戦旗フィルムブック2』(2001年9月)
ラクファカールで球技に興じるアトスリュア男爵公女・・・(まさか彼女にラフィールに通じることがあるとは・・・)
「決別」『星界の紋章フィルムブック2』(2001年6月)
地上世界から旅立つ女性、彼女が向かう先は・・・
「童戯」『星界の戦旗フィルムブック1』(2001年8月)
童友で語られたエクリュアの過去の話・・・
「祝福」『星界の戦旗フィルムブック3』(2001年10月)
星界の紋章 前日談 修技館入学祝いの席でラフィールは・・・
「変転」〈S−Fマガジン〉2006年4月号
帝国の事件「ジムリュアの乱」
「墨守」書き下ろし
失われたアーブの歴史、その理由が・・・
最後の2作以外はいままでに文庫以外で収録されていた作品です。(元々付録的な作品なせいか、短編としてもちょっと物足りない感じも・・・)
しかしドラマCDをバラで揃えた私としてはドラマCDボックスの付録が文庫化したのはうれしいですね(さすがにボックスにまで手は出なかったし・・・)
それにしても本当、戦旗5は何時出るんでしょうね・・・