VOCALIST3
このシリーズを聴いていて思う、「うらやましい声質だ」と。
先日TVに出演されていた際、このシリーズに関して「無理に個性を出そうとはしていません」といったコメントをされていた。まさにその通りだと思う。
カバーアルバムの場合、意図を感じると嫌らしさが出てくるだろう。
聴く者がそれぞれの想いで、これらの曲を歌う「徳永英明」を自然に感じればいい。
彼の声に耳を傾けながら、これらの曲についての想いを再びめぐらせばいい。
このシリーズはそんなことができる、「VOCALIST」によって作られているから・・・・・
ただ・・・・販売バージョンによって収録されていない曲があるのが残念である。
LIVE 優美彩唱 [DVD]
彼女の名前は勿論「ペドロ&カプリシャス」の2代目リードボーカリストの頃から知っていましたが、最近になって良く耳にするようになり、今ではすっかり虜になってしまいました。それにしても、若い頃よりぐっと素敵なな女性になったなーと感心しています。いわゆる大人の女性としての魅力がありながら、かつ、とてもチャーミング。ハズバンドのヘンリー広瀬さんが、とても羨ましい。しかも、私と同世代と思っていたのに、年上とは驚きました。さて肝心のDVDの出来栄えですが。2007年のコンサートを収録したものですが、CDで耳にするのとは又違った感覚で満喫する事ができます。人により勿論好みの歌というものがあることでしょうが、どれをとってもGOOD!です。とにかく、声量があって歌が上手い。
いわゆる、世界的にも通用する本物です。2010年のコンサートは先日NHKの衛星放送で放送され、しっかりブルーレイに収録しましたが、この次は、コンサートにもぜひ行こうと思っています。最近ではCDもカバーリングナンバーが多く収録され、それはコンサートでも披露されているようですが、個人的には彼女のシンガーとしての素質から考えるともっと、オリジナルの作品を発表して欲しいと切に願います。
「フオー・ユー」の様な他に例を見ない曲を歌えるのは日本には彼女くらいしかいない。そう断言出来るのだから。それにしても、彼女のレベルにありながら、あまり、TV等でお目にかかれないのは残念な気もしますが、それ位の方がファンの一人としても有り難いのかもしれませんね?
ゴールデン☆ベスト テレサ・テン
私も中年にさしかかってからは、いわゆる洋楽と呼ばれるちょっと騒がしい英米の音楽よりも「日本の歌」のほうが付き合いやすくなってきた。その中でも断トツで心いやされるのは松田聖子とテレサ・テン。聖子さんは青春時代からの30年のお付き合いであるが、テレサさんは最近になってやっとのお付き合い。
それでベスト・ヒットを購入しようとAMAZONを検索して入手したのが本CD。無難な選曲で値段も手ごろ。初期の演歌テイストよりも、やはりトーラスレコードに移籍してからの「脱演歌」の輝くヒット曲は永遠の価値をもつ。特に「時の流れに身をまかせ」は他のかたがたもご指摘しているように、名曲中の名曲としてこれからも輝き続けるに違いない。ちなみに私は「別れの予感」も同じくらい好きなんですが…。テレサ・テン入門用に最適なCDです。
ところで、アナログ盤はどうなっているのかとヤフオクを見たら、とんでもないことになっていますね。デビュー当時やトーラス時代のオリジナルアルバムは値段が軽く四桁後半、ややもすれば五桁になります。これは需要と供給のバランスが大きく崩れているからであって、つまりはファンはテレサの音源に飢えているが、なかなか入手できないでいる、ということに他ならない。出版権を持つレコード会社はこれを解消するために、
1.デビューから亡くなるまでの、日本で発売されたオリジナルアルバムを入念なディジタルマスタリングを施して、紙ジャケ盤として一枚2000円程度で、数年の長い時間をかけて限定発売していく。
2.ヒット曲と、できれば音質良好の映像をDVD化したものを加えて誰もが納得する、7、8枚組の究極のベストアルバムを製作する(松田聖子のベストボックス「SEIKO SUITE」を参照されたし)。
3.さらに余裕があれば内容が優れたオリジナルアルバム5、6枚と2枚組程度のベストアルバムをアナログで限定販売する。もちろんカッティングエンジニアには、小鐵徹氏のような腕利きのエンジニアを起用する。
のようなことをする義務があると思います。しかも早急に。
歌姫~BEST女性ヴォーカリスト~
徳永英明が火を付けたと言われているカヴァー・ブーム。ここ数年、徳永の他にも岩崎宏美、布施明、杏里、高橋真梨子、中森明菜など実力派シンガー達が頻繁にカヴァー・アルバムを発表しているが、この「歌姫〜BEST女性ヴォーカリスト」には、そこで取り上げられる確率が高い名曲のオリジナル(モトウタ)がほとんど入っている。“総集編”というキャッチコピーの通り、1曲も無駄がないのが凄い。