NINE [Blu-ray]
ダニエル・デイ・ルイスが、マザコンかつ女性好きな、売れっ子映画監督を好演。
その「さま」が、いかにもって感じで、秀逸です。まず、ファッションと帽子。
いつでも、酒とたばこと女な日々なんだな、というのを、その見た目から
プンプンさせている演出は、かなり確信犯です。
それに、妻役のマリオン・コティヤールは、マジで美しい。
その他、豪華陣は、カメオ出演かと思いきや、結構、要所要所と
クライマックスで、総出演で、画面自体が豪華なセットと相まって、美しく
仕上がっています。
お話自体は、まあ、たぶん、フェリーにを意していることは明らか(たぶん)。
原作のブロードウエイのミュージカルは知りませんが、映画の舞台が
チネチッタにしているところが、すでに、8 1/2とか、そんな感じをほうふつと
させます。
それにしても、ある映画監督の人生の頭の中を、上手に構成して、夢幻の世界を
演出しているので、ミュージカルが苦手な方でも、たぶん、鑑賞可能なのでは
ないかと。(想像ですが)
ニコールキッドマンは、あんまり出てません。
ペネロペとジュディーは結構出てる。
ケイト・ハドソンのダンスシーンは結構迫力とカメラワークがすばらしい。
才人、ロブ・マーシャルの手腕が生きた佳作です。
BIG(期間限定特別価格盤)
(ブラック・アイド・ピーズが好きでない私の偏ったレビュー)
この4年、長かった。
前作、前々作などと比べると落ち着いた曲が多いような気がする。
前作は1曲目からパンチされたようなインパクトだったが
今回はスタンダードなR&Bみたいな感じ?
私にとってはやや気の抜けたコーラ・・・言い過ぎかな。
後半になってやっとメイシー・グレイらしさがでてくる。
11曲目には80年代に流行った「ユー・スピン・ミー・ラウンド」が
ちこっと出てきて面白い。
メイシーの曲って、生ドラムがかっこいい。単調だけど胸に響く。
「唯一無二」の声は健在なので、それだけでもいいかな・・・
帯に「ブラック・アイド・ピーズファミリーへようこそ」って書いてあって
ブラック・アイド・ピーズの人気に便乗して売ろうってのがミエミエでイヤ。
なので、☆1つ減点です。
Happiness Is The Road
元トリリオン、ルルー、そしてなんと言ってもTOTOのシンガーであるファーギー・フレデリクセンのソロ名義2作目である。なんでもここ数年間はC型肝炎や肝細胞ガンを患い闘病中だったとかで…しかし歌声はそんな事は微塵も感じさせない力強いものである。お世辞抜きでTOTO時代と比較しても劣るところなど一つとしてない素晴らしい声である。ソングライティングには元サバイバーのジム・ピートリックを始めメロディアスな楽曲の為にこれ以上の布陣はないと言える人達ばかりである。楽曲は彼に期待されるスタイルの曲ばかりでスピーディなものからバラードまで満遍なく用意されている。ホントにルルーやTOTOの未発表曲集(なんでこの曲が未発表なの!?という意味の)のようである。M-9なんかはTOTOの"Angel Don't Cry"のようである、TOTOが好きな人は思わずニンマリすることだろう。病状は決して完治したわけではないみたいなのでこれからも体調管理に努めながら僕等メロディアス愛好家を楽しませて欲しい。しかし最近思うのはファーギーにしろASIAのジョンウェットンにしろ還暦以上の人達しか聴いてない(聴くべき人達が他にいない)リスナーは彼等が引退しないでいつまで歌ってくれるのか心配でたまらないのである。Welcome Back FERGIE!!
NINE スペシャル・エディション [DVD]
歌とダンスは
よかった。砂を使ったダンスは特に印象に残ってる。
ただ せっかく監督の苦悩 描いてるのに
苦悩してる途中で歌がはじまるので
感情移入ができないし
悩みの深さが伝わってこない。