中国商務相、レアアース代替の開発「日本と共同でしたい」
中国の陳徳銘商務相は7日、全国人民代表大会(全人代)に合わせて記者会見し、 ハイブリッド車などの生産に欠かせないレアアース(希土類)につい「代替となる素材の研究を日本やその他の国と共同で進めたい」との意向を示した。 中国はレアアースの世界生産量の9割超を握る。 陳商務相は「レアアースの埋蔵量は非常に限られており、 今のペースで使い続ければあと何年もしないうちに無くなってしまう」と述べ、 代替物の開発を急ぐ必要があるとの考えを強調した。 中国は環境保護や資源枯渇の恐れを理由にレアアースの輸出許可枠を大幅に削減している。 陳商務相はレアアースの採掘に大規模な土壌汚染が伴うことを説明したうえで「輸出と同様に中国国内の使用も制限している」と述べ、輸出量の削減に理解を求めた。 一方、人民元相場の上昇にインフレ抑制効果があるとの指摘に対しては、 輸出企業への悪影響を念頭に「もろ刃の剣である」との見解を示した。 そのうえで「人民元相場の基本的な安定を保つことは世界経済の回復に有利である」と従来の主張を 繰り返した。 www.nikkei.com 信越化:廃家電からレアアース回収して磁石に再利用(2010年・9月) レアメタルが不要なクロスカップリング反応の技術 立命館北研究グループが確立(2010年・9月) 日立、「レアアースのリサイクル技術を開発した」と発表 (2010年12月) レアメタルそっくり、京大が新合金精製に成功 (2010年12月) レアアース代替できた 日、独、仏3か国の共同研究チームが成功(2011年2月) レアアース使わない強力磁石を開発 東北大学などの研究グループ (2011年3月) 2010年11月6日大畠章宏経済産業大臣が、中国のレアアース禁輸処置に世界が揺れる中 「中国とレアアース(希土類)の代替材料やリサイクル技術を共同研究したい ...