1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター
物語自体ももちろん面白かったですよ。
でもそれ以上に、ディープ・パープルをもってきたところが、
日本人の心の琴線に触れまする〜
おれたちも必死になってみんなで合わせたっけなぁ...
1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター (A.L.C.DX)
(バンドをやったことがないためそう感じるのかもしれませんが)主婦がバンドやる・・・という設定がユニークでした。40歳を過ぎると男女を問わず、「これでいいのか?」とか「何かやりたいよな」と思うもの。
それがバンドで、やり始めた→人前で演奏してみたい→でも下手だしという葛藤
→ライブ、カタルシスというのは、わかるよなぁ・・・という感じです。
軽い感じですが、読んで楽しい本です。
文庫になったら、即買いをオススメです。
スモーク・オン・ザ・ウォーター~ア・トリビュート・トゥ・ディープ・パープル~(紙ジャケット仕様)
速弾きギタリスト発掘人のMike VarneyプロデュースによるDeep Purpleへの トリビュートアルバムで初盤は1994年発売。
何故か今頃になって紙ジャケットでの再発盤。収録曲と演奏者は下記の通りです。
1.Speed King / Kelly Keeling & Yngwie Malmsteen
2.Space Truckin' / Kip Winger & Tony Macalpine
3.Stormbringer / John Norum & Glenn Hughes
4.Rat Bat Blue / Ritchie Kotzen
5.Lazy / Yngwie Malmsteen & Joe Lynn Turner
6.Maybe I'm A Leo / Paul Gilbert
7.Smoke On The Water / Robert Mason & Russ Parrish
8.Fireball / Don Dokken & Reb Beach
9.Hush / Jeff Scott Soto & Mike Varney
10.Woman From Tokyo / Tony Harnell & Vinnie Moore
しかし、この組み合わせみると以前に組んだことがあるか後に組むことになるメンバーが多いぞ。JohnとGlennしかり、Rebは一時的だがこの後Dokkenに加入したし、5曲目なんてKey.がJens JohanssonだからRising Forceの再現ですよ? 実際には顔を合わせてないだろうけど。
Yngwieは"Speed King "なんて選曲が彼らしいですね・・・。大方の予想通り、好き勝手に弾いています。彼にとってカバー曲なんてまるで意味がない。(笑) 対照的に比較的原曲に忠実なのがJohn Norum。Glennとのコンビで粘っこいプレイを聴かせてくれます。驚いたのはRitchie KotzenとPaul Gilbertで、それぞれGt.以外にVo.をとっています。なかなかうまい。ただ残念なことに全体のサウンドは立体感がなく浅く薄っぺらな感じ。また一部の曲で微妙にtempoが遅く、グルーヴ感を損ねていると思う。
凄い面子が揃っていて元メンバーもいる。だけどなんというか無味無臭な作品に仕上がっている。これらは演奏者ではなく、プロデューサーのMike Varneyの責任ではないだろうか。私はDeep PurpleフォロワーであるYngwieやEuropeを聴いてきたのでこの評価だが、リアルタイムで原曲を聴いてきた方はもっと厳しい評価をするのではないか?
1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター (双葉文庫)
働き盛りの30代後半から40代にかけては生活の殆どが仕事になりがちですよね。青春を謳歌していた時のことなど考える暇もないでしょう。そんな忙しい生活を送っていると現実逃避したくなる時もありますよね。だけど現実を考えると中々行動に移せない、しまいには定年まで無駄に時間を費やしてしまうことになる・・・。そんなことをおぼろげに考えている私に「勇気」を与えてくれた1冊です。家庭を持つと友達付き合いも減ってしまいプライベート時間は家族のために費やして当然だと思われがち。話をする人は殆どが会社の人で、毎日に刺激がない!!この主人公の心の葛藤にはうなずけるところが多々あり、その行動力には羨ましささえ感じてしまいます。ルーティン化された日常に変化を求めている方はぜひ一読を。