Disney on Brass
さらに自由奔放に、いい意味ではっちゃけた演奏だったら・・・と感じたところもありましたけれど、このプロの吹奏楽団の底知れぬレベルの高さが伝わってきた一枚。パワフルな吹奏楽サウンドを堪能することができました。
★<霧の境界線><黄金のメダル><ブラックパール号><海賊の洞窟へ!><彼こそが海賊>の五曲で構成された『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』(編曲:清水大輔)。
★ノリのよさではピカいち、ゴキゲンな気分になった『メリー・ポピンズ〜踊ろう、調子よく』(編曲:福田洋介)。
★「星に願いを」「ミッキーマウス・マーチ」から始まる12のディズニー名曲の、変化に富んだメロディー・リレーが楽しめる『ウォルト・ディズニー・ソングブック』(編曲:真島俊夫)。
この三曲が、なかでもバツグンの聴きごたえ。センスのいい編曲に乗って展開される、シンフォニックなブラスの響きの爽快感。気持ちよかったなあ。仕事の疲れも吹き飛びました。
2007年11月19日、20日、21日の三日間にわたって行なわれた録音。会場は、横浜みなとみらいホール。
Mr.インクレディブル [DVD]
「トイ・ストーリー」でCGアニメの商業的成功を確立してきたピクサー映画にとって大きな転換点となった記念碑的作品。
第一に初めて「人間」をメインに据えた作品となったこと。
第二にCGアニメを「見せる」ことから「物語としての面白さ」に軸足を移すことに成功した点。
Pixarの成功以来、今では毎月のようにCGアニメが公開されるようになり、CGアニメとしての珍しさは急速に失われてきました。
そこに本作の監督・脚本のブラッド・バードがPixarに参加したことの意味は非常に大きい。
「アイアン・ジャイアント」で見せつけたストーリーテリングの妙とキャラクターにエモーションを息づかせる手腕はまさにPixarが求めてやまなかったものだったのでは?
その成果は本作を見れば一目瞭然。
これまでとはケタ違いに「物語」の密度が濃くなっています。
スーパーヒーローたちの「その後」を描き、一見するとパロディとも見えますが内包しているテーマは複雑かつ重層的ではっきりいって「子供向き」ではない。
家族のこと、自分らしく生きるということ、名声に伴う重責 etc. 劇中で結構「人が死ぬ」ことにしてもそれまでなかったアプローチですね。
往年の007シリーズへのリスペクトもそこここに見受けられ、大人目線を意識しているのは明らかでしょう。
このスタンスは次作「レミーのおいしいレストラン」でも同様でしたね。物語をことさら幼稚なものにはしないが、ちゃんと子供たちが見ても楽しめる「絵作り」をおさえる。
作家としての主張と商業エンターティメントとしての価値とのバランスのとり方にはジブリの宮崎 駿監督と相通じるものを感じるのは僕だけかな?
Mr.インクレディブル [DVD]
『トイ・ストーリー』のピクサーが描く、
家族愛をテーマにしたヒーロー物のCGアニメです。
キャラクターを見た印象からは「とっつきにくそう…」
と思いましたが、どんどんはまっちゃいました。
特に注目してほしいのは、ストーリーの中身の濃さ。
ネタがネタだけに「ありがち」と思うかと思いましたが、
とてもよく作り込まれていて、感心してしまいました。
子どもにも安心して観せられる、好印象の作品です。
the art of Mr.インクレディブル
ミスターインクレディブルの絵コンテはそれだけで絵本になると思います。そんな絵コンテがずらーっと載っているのかと思って買ったのですが、ちょっと違いました。いろんな描画表現でキャラクターを描いた絵で、どのようにキャラクターを作っていったのか、スタッフの考え方が伝わってくる本です。たまにみると、すごく暇つぶしになります。
ジブリの絵コンテ集みたいに、ずらっと絵コンテのってる本とか出ないかなー。
Mr.インクレディブル【日本語吹替版】 [VHS]
家族は、それぞれ役割がある。友達もそれぞれ役割がある。
強いパパ、子供を育てるやさしいママ、多感な娘、色んなことに興味を示す息子。
それは、現代では忘れかけた姿かもしれない。どこの家庭でも悩みはある。
どこの 父親も強くてやさしい!
どこの 母親も子供思いでやさしい!
どこの 娘も両親、弟おもいでやさしい!
どこの 息子もいたずらっ子でやさしい!
そんな 人間ドラマである。
しかし、一言の言葉で ”相手が敵になること” も知っておきたい事実である。
三浦友和の声と黒木瞳の声も良かった!!
ヒーローは、身近にいるよ! と子供に言いたい。
たぶん 続編が出るでしょう! 乞うご期待!!