信長の野望 天翔記マスターブック (マスターシリーズ)
これ一冊で全てOK、とは言わないまでも8割方OKです。
天翔記の攻略本の中でも一二を争う良書である事は疑う余地が有りません。
取扱説明書的な簡単な説明から普通の情報は勿論の事、各城の情報や行動力の回復、姫武将の出現条件と、所謂かゆい所に手が届く内容は感涙もの。
解説やテクニックが武将と武将の対話形式で描写されている点も読み易さという観点からは欠かせないポイントでしょう。口調や台詞にも随分と凝っている様で、楽しめます。
「戦国女英雄伝」や「徳川風雲記」等、読み物も豊富で、やや滑稽な挿絵等も含まれ、旧き良き時代の光栄らしい書物と言えるのではないでしょうか。
残念なのはカラーページが少ない点くらいですかね。
コーエー定番シリ-ズ 信長の野望 天翔記 with パワーアップキット
小学生のころにハマりかれこれ13年、人生の半分以上を天翔記と共にしてきました。
さすがに最新のゲームと比べるとグラフィック・SE面では大きく劣りますが、
90年代コーエーの機能美を備えたUI、また、管野よう子さんの音楽が素晴らしく
ゲームを盛り上げてくれます。
ゲーム内容は内政を軽視&最大9城を巻き込む合戦と、戦いを重視したものとなっていて
荒削りですが、戦略シミュレーションでありながらスピード感、爽快感さえ感じる仕上がりとなっています。
天翔記が他のシリーズと最も異なるのは「教育」システムです。
まるでシミュレーションRPGの如く武将たちが成長するため、ポッと出てきた猛将程度では
大きく成長・昇進した歴戦の武将達には敵いません。
ある意味では昨今の、強武将で特技を連発する「キャラゲー」よりもキャラゲーですね。
成長と言っても限界はあるのですが、凡庸な武将でも第一線で戦い、教育を繰り返すことで
それなりの期間活躍することができます。
また、本当にお気に入りの武将は特技・兵科適正を鍛え、家宝や兵器を与えることで
どんどん強力になっていきます。
行動の度に武将が台詞を発し、時には会話をするのですが
これもそれぞれ味が効いていてゲームの雰囲気を高めてくれます。
他家の武将と会見すると「ぶぶ漬けでも食っていきなされ」なんて言われることも。
小学生だった自分は、ぶぶ漬け=お茶漬けというとこまでは想像できましたが…
これ、大人でも意味知ってる人少ないんじゃないでしょうか?
また、信長と蘭丸、信玄と高坂弾正等、特定の組み合わせで教育を行うと…
等々、最近の作品ではあまり見られない遊び心(?)もあって面白いです。
今でも有志プレイヤーによる専用補助ソフトが開発されている等、本当に息の長いゲームです。
微妙な作品も多いKoeiですが、これは本当にお勧めできます。
自分がそうなのですが、太閤立志伝が好きな人にも合うかもしれません。
「信長の野望」究極音盤~烈風伝、将星録/覇王伝、風雲録
信長の野望ファンのみならず、ゲームをプレイしたことのない人もBGMとして楽しめる完成度。
ゲームをプレイしたことのある人ならば、懐かしさを思えるとともに、ときどき垣間聴かれる「ゲーム音源っぽさ」にニヤリとする事請け合い。
また、作曲家菅野よう子に関心のある人ならば、彼女の作風がすでに信長の野望に携わった時点で確立していたことを知ることができるだろう。
今回の編集でまったく印象を新たにした曲目も多い。
常に変化を模索する二人の作曲家の競演、興味のある方はぜひ。
コーエー定番シリーズ 信長の野望 天翔記
いろいろな大名でプレイしましたが、天翔記は選択した大名の家臣の数で持てる兵数が決定されます。このため、始めからある程度領地数があり、家臣が多くないと領地を増やすことは不可能で、すぐに攻め込まれて負けてしまいます。
また、戦闘になると周辺の大名が勝手に共闘することもあるので、いくら強い大名でも最初から他国を攻めないと、他の強国にすぐにやられてしまいます。
じっくり内政がしたい、という方にはあまり向かないゲームですね。
信長の野望 天翔記―武将ファイル (キャラクターファイルシリーズ)
PK版追加武将を含めた1300人の詳細な武将データが掲載されているというだけで買う価値は十分に有ります。
武将よりも合戦に焦点をあてているような感は否めませんが、其の点は武将ファイルには珍しく、貴重な1冊であると言えます。
正子公也氏の美麗なイラストも素晴らしく、ファンなら満足のいく出来ではないでしょうか。
天翔記は登場武将数が多いですが其の分汎用の顔CGの武将も多く、掲載されている顔CGに汎用顔が多いのが残念でなりませんが…