世界の中心で愛を叫んだけもの (ハヤカワ文庫 SF エ 4-1)
似たタイトルの小説のほうは、なんかヤな感じがしたので読んでません。読まず嫌いかもしれませんが、エリスンをリスペクトとは到底思えないんですが。だって、恋愛モノでしょ?マジ? エリスンで恋愛なんて、正気かお前。
そういう意味では「ツッコまれ上等」だったエヴァンゲリオン最終回の方がよかった。
まあいいや。エリスンの話をします。
まず、表題作の「世界の中心で愛を叫んだけもの」は、観念的過ぎてわけ分かりません。でも、残酷で美しい。
自分の力の及ばないところで悲惨なことが起こっていて、しかもその発端は自分に責任があるのに、無力すぎて傍観するしかできない時の残酷さ。
上手く読み解けてないので解釈が合っているか自信ありませんが、私は「世界の中心で愛を叫んだけもの」は、灰色の世界から白だけを取り出そうとした悲劇であると思っています。
「世界の中心で愛を叫んだけもの」解説
・「交差世界」に狂気があって
・その狂気を外に隔離しようとしたけれど
・主人公が「ちょっとまて、この狂気外に出しちゃったら、オレらはいいけど、”外”はどうなるの?」と気付いちゃって
・同僚たちは「ハァ?外のことなんぞシラネ」と言い
・主人公は「自分だけイイってのはイクナイ!」と叫び
・狂気を留めようとしたがもう止められなくて
・主人公は反逆罪で処刑されちゃって
・処刑時に「オレの像建てる時は、狂気の被害者の顔にしてくれ」と頼み
・主人公は、大虐殺をした人間の姿に変わった。
・つまり、人間にいつも狂気があるのは、こういう裏取引が、人間のあずかり知らぬところで行われていたからなのでした。
なんか、高度成長期に調子こいて産業開発したら、あとには公害だけが残った、て感じの未来世界のパンドラの箱ですね。
パンドラの箱は、箱を開けた後の暗い話ばかり聞くけれど、悪いものを箱に閉じ込めて、自分だけを守ろうとした側はどうなの?と言う啓示。
他の作品も面白かった。「犬と少年」が一番ストーリーが分かりやすくて、これは傑作。 あと、ファミリーカーでハイウェイバトルとか、地球破壊爆弾男とかもオススメ。
何が言いたいかというと、片山某はエリスンに謝れと。
世界の中心で、愛をさけぶ 小学館文庫
評判が大きかった割には,やや期待はずれでした.
ページも薄く,字も大きくて読みやすいのですが,
そのせいか,恋愛や死の場面の印象がどうも薄く,
どこか他人ごとで,哲学か思想を語っているよう.
その割に掘り下げが浅く,最後まで物足りません.
おなじみの名シーンも,前後もふくめてあっさり.
映像のほうは,ほとんど観たことがないのですが,
もっと,激情的なものだと思っていただけに残念.
全体的に見ても,感動というには疑問が残ります.
ただ,ふたりの会話や雰囲気などから感じられる,
はずかしいほどの『青さ』はよかったと思います.
「世界の中心で、愛をさけぶ」 オリジナル・サウンドトラック
このドラマで何度涙を流したことか。このCDを聞くたびにあの感動が頭の中を駆け抜けていきます。あの時セカチュウに夢中だったあなた!!是非買って思い出のひとつにしてはいかがでしょう!!
かたち あるもの
すごい!!完璧!!ただ、それだけ‥‥ってかんじですね!!
『世界の中心で愛をさけぶ』のドラマ版の主題歌ですけどすごいはまってます。
個人的にこの曲一番柴咲コウのなかで好きです!!2ndアルバムに収録されてないんでシングルでしか聞けませんよ!!
世界の中心で、愛をさけぶ スタンダード・エディション [DVD]
ドラマを観てからこの映画を観たので、映画がドラマのダイジェスト版みたいに感じました。映像は瑞々しく、特に高校時代の二人の場面は良いのですが、それ以外はあまりのめり込めませんでした。長澤さんのまんまるい顔が非常に健康的に見えました。