ファンキー末吉の 10日で覚える「ひとこと」中国語会話
前作「カタカナ音符で〜」の姉妹版です。(ちなみに前作は廃版のようで、中古でないとありません)前作をやり直しの中国語勉強の合間に読んで、あまりにおもしろかったので、今回もそうなんだろうか?と思ったら、そのまんま。思わず笑ってしまいました。
ミュージシャンらしく、自分の得意分野に言語を持って行ったのが勝因でしたね。声調を音符にしてしまうなんて。おもしろさではピカ1!。専門のかたではないので、文法解説とかは期待しませんけど。
(それで星1つ減らし)
ということで、あくまでも正確なピンインとは違うので、四声は本格的な本に譲るとしますが、(大まかなところではいいです)音楽好きで、肩の力が抜けた感じが好きなかたは一冊いかがですか?。息抜きにはいいですよ。真面目にやろうとしているなら、他の本格的な本にしてください。責任はとれませんので。(笑)ただ「10日で〜」というタイトルは疑問符がつきますけど。
邪道なのかもしれないんですけど、真面目だけの本では勉強が進まない私のような不真面目人におすすめします。
Summer
前の方もおっしゃっていますが、ホント30代にはたまらないですねー。(好みには個人差があります。)
基本的に夏らしくノリのいい歌が多いのですが、どこか切なさも感じたりして。。
それは、それらの歌が流行った時期のさまざまな場面に、自然と想いを馳せるからなのでしょう。
個人的には「燃えろいい女」が入ってたらパーフェクト!だったかな?
GOLDEN☆BEST/爆風スランプ ALL SINGLES
活動停止になってから10年以上経過したが、爆風の歌は何かにつけて聴きたくなる。
それはただ単に同時代を生きた者の“懐メロ”気分じゃなく、やはりファンキー末吉(ds)江川ほーじん&バーベQ和佐田(el-b)パッパラー河合(g)の演奏レベルの高さと不器用ながら一生懸命なサンプラザ中野(vo)の当時の生き様の歌詞に普遍性を感じ続けているからだろうか。
青春期の血気盛んさと爆風ならではの奇抜な発想がストレートに出た週刊東京「少女A」(1984)から「THE TSURAI」(1987)までの一連の曲、やがて「きのうのレジスタンス」(1988)「45歳の地図」(1989)では父親の心情をわかるまでの成長、「月光」「Runner」(1988)「大きな玉ねぎの下で〜はるかなる想い」(1989)でソングライターとしての覚悟とその代償がヒットという実を結んだのだと思う。
隠れた存在の「らくだ」の手の込んだ構成や「まっくろけ」(共に1986)のユーモアと社会風刺が同居した巧さには改めて感激した。
ファンキー末吉がコミック原作を手掛けた北京的夏 (講談社BOX)の主人公のドラマー・トオルが中国を目指したきっかけは“お子様/ティーンエイジャー向けロックビジネス”に躍起になる日本に嫌気がさしたからだったが、事実“バンドブーム”“タイアップ至上主義”“小室ブーム”でJ-POPsターゲットの低年齢化と同時に質の低下に拍車がかかり、残念ながらこの現象は爆風にも影を落とし始めた。
バンドの長期休暇後にリリースされたピンクフロイド「Money」(1973)のパロディー曲「カネ〜マネーに捧ぐ」(1990)や天安門事件で多くを失った者へのメッセージ・バラード「おおBEIJING」がセールスに繋がらなかったためか、それ以降“青春ソング路線”を歩まされることになる。 またツアー環境も「青春KINGがやってきた」(1992頃)ではホーンセクションやパーカッションを率いていたのに対し、『ピロリ』発表(1995)時ではサウンドの要であるキーボードさえつかない4人だけのステージとなり、はたから観ても経費が削られていたのを痛感した。
その後某TV番組の企画でユーラシア大陸ヒッチハイク横断を強要されたお笑いコンビへの応援歌「旅人よ」(1996)でこそ大ヒットに繋がったがバンドの結束力はすでに失われており(アルバム『怪物くん』『SINGLES』での疲れきったメンバー写真が物語ってる)、「天使の涙」などアルバム『ハードボイルド』収録曲はグランジのように憤怒に満ちた演奏と中野の鬱気味な歌詞の対比ぶりが活動停止(1998)へのカウントダウンを象徴するみたいだ。
ポップスほど短くないが、悲しいかなバンドという人間関係にも確かに旬は存在する。それでも人生は続けなければならない。
なによりポップスはティーンエイジャーとF1(20〜34歳の女性)層だけのものじゃない!!
彼らの新しい可能性と再生をひそかに願い続けている僕である。
Countdown To 10th Anniversary 10 Gigs FINAL!! Yesterday!Today!Tomorrow! [DVD]
XYZ→Aファンはもちろん、LOUDNESS、筋少、爆風ファンが観たら間違いなく感動すると思います。
演奏で感動し、MCで大爆笑、そして涙ありと最高のライブDVDです。
結成から10年間のベスト的選曲も最高、ファンを大切にしている姿勢、メンバー同士がお互いの良い部分を認め合っている姿勢、熟練メンバーだからこそ出来た完璧なバンドの「形」を感じました。本当に素晴らしいと思います。
ただ「10年間活動をしてきた」と一言で片付けられない何かを感じることが出来ると思います。
XYZ→Aファン、XYZ→Aを少しでも好きな方、そしてXYZ→Aを知らない方の初体験としても最高のDVDだと思います。
※注)映像の質やカメラワークに拘る方には満足できないかもわかりません。個人的に画質には拘りがないのでそんなに気にはなりませんが、最近のDVDの画質としては決して良いとは言えないと思います。